新NISAで個別株の短期売買は情弱決定。オルカンやS&P500などのインデックス投資へ10年以上の長期投資を。ほったらかし力を鍛えよう!

内科医

 

おはようございます。

オルカンやS&P500などのインデックスファンドに投資している人には少ないかもしれませんが、

ネットニュースなどでは頻繁に「新NISAで損切り」といったニュースが飛び込んできます。

基本的に、新NISAは短期売買向けの制度ではなく、長期保有して複利効果を働かせ、含み益を十分に太らせてから果実を食べるのが正しい使い方です。

 

 

個別株が好きな人は必ずしもインデックスファンドでなくてもよいですが、最低でも20銘柄程度に業種を分けて分散投資し、長期保有を原則とした方がよいでしょう。

 

新NISAで個別株の短期売買は情弱。オルカンやS&P500などのインデックス投資へ10年以上の長期投資を。ほったらかし力を鍛えよう!

 

新NISAで個別株の短期売買は自ら負けるパターン

新NISAで個別株の短期売買というのは最も難易度が高い誤った投資法です。

仮に初めの1回や2回は利益が出たとしても、ビギナーズラックに過ぎず、タイミングを図った売買で初心者が利益を出し続けることは不可能です。

 

株価というのは短期では「ランダムウォーク」を示すため、自分が買った株が短期的に上がるか下がるかを正確に予測することはできないからです。

もちろん、過去の株価の値動きを参考に、将来の株価を予測することもできません。

 

また、株式投資は短期的には「ゼロサムゲーム」と言われており、パイが一定であるため、大きく儲かっている人の裏には必ず大損している人がいます。

 

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一方、同じ株式投資でも10年〜20年以上の「長期投資」の場合、参加しているゲームの性質が短期投資とは大きく異なります。

資本主義社会では、短期的な株価の上下動を繰り返しながら、長期的に株式市場は右肩上がりに成長をし続けるからです。

つまり、長期投資ではパイの総量が年月とともに増えていく「プラスサムゲーム」であるため、理論上は「みんなで大金持ち」も成立するのです。

 

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個別株であっても「20銘柄への分散」「10年以上の長期投資」を忘れずに

特別な知識やスキルを持たない私たち個人投資家は、あえて短期投資という不利なゲームに参加する必要はなく、より簡単な長期投資というゲームに専念すべきです。

 

長期投資でも絶対に守るべき原則があります。

それは、分散投資を徹底するということです。

「分散」には資産(アセットクラス)の分散、国や地域の分散、業種の分散などがありますが、今回は株式投資に限定しましょう。

どこまで分散の範囲を広げるかは意見が分かれると思いますが、私の意見では最低でも「セクターを広く分散して20銘柄保有」をおすすめします。

 

株式投資では分散投資によってリスクを大きく下げることができますが、その効果は約20銘柄まではどんどん強くなり、それ以降はほぼ横ばいになるからです(下図参照)。

 

米国株で分散させる銘柄数の結論【勝ち組のポートフォリオ】 | OnoBank

 

また、50銘柄〜100銘柄も保有するとポートフォリオの管理が難しくなり、あまり多くの銘柄を保有するとS&P500などの指数と変わらなくなってしまいます。

 

初心者はオルカンやS&P500などインデックス(指数)投資がよい

とはいえ、初心者が「業種をうまく分散させて長期的に成長する可能性が高い20銘柄をバランスよく保有する」というのは意外に難しいです。

銘柄選定やポートフォリオの管理に自身がない人は、初めからインデックス(指数)に投資するのがよいでしょう。

 

このうち、今新NISAで人気を集めているのが、

1) MSCI ACWI(全世界株式):eMAXIS Slim オルカンや楽天・オールカントリーなど

2) S&P500(米国株):eMAXIS Slim S&P500や楽天・S&P500など

です。

 

これらは時代の流れに応じて銘柄の入れ替えや投資比率の調整を自動でやってくれるため、初心者には大変ありがたい商品です。

私たち個人ではとても実践できないような銘柄の入れ替えや調整を、年率0.1%未満という超低コストでプロが代わりにやってくれる夢のような金融商品ですね。

まぁはっきり言って、素人があれこれ個別株を触るより、初めからオルカンやS&P500などのインデックス一本に絞ってひたすら投資した方が勝率は高いでしょう。

 

新NISAは「買い」専用でほったらかすのが原則

最後に、新NISAでは頻繁に売買をしてはいけません。

現役サラリーマンの人なら、投資は余裕資金でやっているはずなので、ひたすら「買い」に徹してほったらかすことが重要です。

初心者がよくやってしまうミスの1つは、自分が満足できるだけの利益が出た時に、その後の株価急落が怖くなって株をすぐに手放してしまうことです。

 

個別株の場合は倒産や上場廃止といったリスクもあるため、適切なタイミングで売り抜けることも時に必要です。

しかし、オルカンやS&P500などのインデックスファンドの場合、短期〜中期的に暴落して株価が下がったとしても、何年か辛抱していれば株価は回復してきました。

よって、株価が下がっても何も慌てる必要はなく、これまで通り投信積立を継続するのが最善なのです。

 

まとめ

NISAで個別株の短期売買というのは最も勝率の低い投資法です。

オルカンやS&P500などのインデックスがおすすめですが、個別株の場合も分散と長期保有を忘れないようにしましょう。

 

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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