35℃
外はむっとした熱い空気
街の中は、
さすがに人が歩いていない
そして私は、涼しいここへ――
「痛いのに、よく投げるよな」
「進行するかもしれないのに、
よくやるよな」
...と、自分でも思う
でも、
やっぱりできるうちは諦めたくない
やめる勇気、ない
いつも不安
「投げるたび、
股関節の痛みが
強くなるんじゃないか...」って...
「投げるたび、
進行が早まるんじゃないか...」って
「もしかしたら
突然股関節に強いダメージが起きて
動けなくなって、
そのまま病院送り...」
なんてことも考える
そりゃ、怖いよ
毎回、そんな思いが頭の中にある
それはなにも、
ボウリングだけではなくて
歩いているだけでも思う
座っているだけでも痛いときは、
不安が襲ってくる
重い足を引きずりながら、
今までの2倍も3倍も時間をかけて歩いて
痛みと重さで動けなくなって、
途中で突然立ち止まって
「きっと迷惑だろうな」と、
思いながら歩いてる
「あの人、なんか変」と、
きっと思われてる
これからずっと、こんな生活
これからずっと、
こんなことを考えながら
生きていかなければならない
いや、もっと痛みは強くなっていく
乳がんのように
命までは取られなくても、
不安と恐怖は消えない
今夜は満月
「お願いだから、
これ以上痛みを強くしないでください」
「お願いだから、
これ以上進行させないでください」
そう月に祈っても、
たぶん無理なんだろうな...
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Source: りかこの乳がん体験記
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