終わってる... / 眠剤に頼るべきか...

朝起きて、トイレに行く

その後体重を計り、
部屋中のカーテンを開ける

そしてこの時期は
窓も開けるのだが....

  隣のおっさんが
  外でたばこを吸っているため、
  ひとつの窓はなかなか開けられない

  さらに今日は日曜日

  隣のおっさんが休みのため、
  ほぼ1日、たばこの煙が漂ってくる

   ㊟ここにも何度か登場してきた、
    “隣のおっさん”

    そう、“おっさん”と言っても
    私より若い、
    あのおっさんのことである

カーテンと窓開けが終わると
テレビの電源を入れ、
うがいをして
コップ1杯の水を飲む

そしてテレビの音に耳を傾けながら
朝刊に目を通す――

...というのが
日曜日の朝のルーティン

が、新聞を読みながらふと気づく

テレビの番組が
いつもと違うことに...

「まぁ、オリンピックもはじまったし、
 放送枠が変わったのかな」

...と思っていた

そしてテレビ画面左上の時刻に目が留まる

「ん??」

なんだか見慣れない時間が表示されている

「え? 今何時だ?」

と、再びテレビ画面の時刻を確認

数秒間、凝視するも
やはり現在の時刻を把握することができない

思わず、頭上の
アナログ式の壁掛け時計を見上げる

「え??」

三度、テレビ画面を確認

どうやら私、
間違って1時間早く起きたらしい

日曜は平日より、
30~40分遅めに携帯のアラームをかける

昨夜設定した時刻は『6:40』

朝目が覚めて携帯を見たとき、
時刻は『5:28』

「あと10分くらいでアラームが鳴るのなら、
 もう起きちゃおう」

と、起床

どうやら私、この時点で
6時28分と勘違いしたらしい

「終わってる......」

1時間損したような、
得をしたような...

それでなくて寝不足続き

乳がんを告知されてから今日まで、
「ぐっすり寝た~」という日が
一体、何日あるか...

  がん告知で衝撃を受け
  眠れない日が続き、

  入院中は、手術の痛みと
  病棟の物音、不安、
  隣のベッドの
  おばちゃんのいびきで眠れず

  退院をすれば、
  “がん”という孤独と
  得体の知れない数々の不安、
  そして治療の副作用で眠れず

それにこの数年、特に眠りが浅く、
一晩に3~4回は目が覚めるのは
もう当たり前

寝返りを打つたび
目覚めることを含めると、
もう数えきれない

さらに、
股関節が痛みはじめたこの1年は、
特に眠りが浅くなっている

がんを経験したひとたちの中には
手術から10年経っても15年以上経っても、
眠剤に頼っているひとたちがいる

改めて、

「薬に頼るのはありなんだよな...」

と、考える

他人には、

「誰か(精神科・心療内科など)に
 頼ってもいいんだよ」

「薬に頼ったっていいんだよ」

とは言える

が、殊、自分のこととなると、
どうしても我慢してしまう

眠剤を手放せなくなりそうな不安と
そのやめ時

そして、
「私には効果がなさそう」という思い

  “効果がない”と思う理由は、

   ○猜疑心が強い
    (関係ないと思うが)

   ○薬が効かない体質
    (特に鎮痛剤や麻酔)

   ○2度、眠剤を飲んだことがあるが、
    効かなかった
    (2度とも手術の前日なので、
     緊張感で効かなかったと思われる)

今の私には通院も大変だしなぁ...

  そもそも眠剤、どこでもらう?

  もう乳がんの病院には
  かかっていないし...

  またほかのクリニックを
  開拓しなければならないのか...

  お金もかかるなぁ...

睡眠は大切だが、
なかなか取れないのが現実

“睡眠不足はがんにもよくない”

と、聞く

...と言いながら、
やっぱり眠剤、飲まないだろうな

ゆっくりぐっすり眠れる日は
果たして来るのだろうか

  母がいたらこんなとき、

  「そのうち一生眠れるから大丈夫だ」

  と言われるだろうな

    実際、言われたし

睡眠がとれないのは
本当に疲れるものだ

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Source: りかこの乳がん体験記

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