「どうして私が．．．？」――
がんになると、
がんになった原因を考えるひとは多い
食べ物．．．
性格．．．
中には、
「まともな生き方をしてこなかったから
バチが当たった」
とか．．．
これ、私の思いに近いかも
というより、私の場合は、
「こんな人間だし、
こんな生き方しかしてこなかったし、
この歳でがんになって
若くして死ぬのは
私の人生らしいシナリオだ」
という思いだった
がんになってしまったものは
仕方がない
がんをなかったことにはできない
でも、私も一応、
いろいろ考えたことはある
そして今まで、
たくさんのがん患者の方々の気持ちも
うかがってきた
そして思う
なにをやってもがんになる
やらなくてもがんになる
再発予防を謳うひとたちもいるけれど、
きっと、
再発するかしないかなんてわからない
（今の医学では再発の原因を
完全に解明できてはいない）
だからきっと、医者にもわからない
神にもわからないと思う
なにか特定の食品を食べたから
再発するわけでもない
なにか特定の食材を食べたから
がんが治るわけでもない
一番わかりやすいのは、
暴飲暴食をしていても
がんにならないひともいる
たばこを吸っていても
がんにならないひともいる
規則正しい生活をしていても、
食事のバランスを気をつけていても、
がんになるひとはなる
．．．ということ
それは、
『日本人の2分の1の確率』
ただ、“危険因子”はある
それは、過度の飲酒
そして喫煙
塩分の摂りすぎ
野菜不足
運動不足――
などなど．．．
そのリスクを少しでも減らすことしか
私たちにはできない
それでもがんになるリスクは
ゼロにはできないけれど
“がん”って、医療が進んでも、
やっぱり“死”のイメージが拭えない
「がんですね」と告知されると、
その衝撃は今の時代でもやっぱり大きい
さ、来月は『ピンクリボン月間』
とりあえず、乳がん啓発――
がんになったことは責められない
責めても仕方がない
誰が悪いわけでもないのだから
だからこそ、
『早期発見・早期治療』が大切だと
思うわけで．．．
まずは検診
がんがみつかってしまったら、
あとは適切な治療を受けること
↑ これも大事
多くの乳がん経験者のかたたちが
治療を経て、
それぞれに新しい自分をみつけ
元気に生活していることは、
きっと、なによりの目標になると思う
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Source: りかこの乳がん体験記
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