先生、あの、、、えっと、、、あのですね、、
この前退院予定の患者さん、先生とご一緒したかった。
ご家族が家に連れて帰ってあげたかったって、、、、
泣いておられました。帰れなかった。。。。
私も悲しいし、悔しいし、そのこと今も考えてて。
急性期病院から老人病院に移って、患者さんが仰ったんです。
「今は地獄だ。。。」って。老人病院移る前は、
「家族の為やから、しゃあない」だったんです。
「今は地獄」の言葉を、ご家族がお聞きになり、
やっぱり、連れて帰ってあげたいってなって、
でも、でも、、、結局間に合わなかったんです。
サービス提供票をわざわざ持参されたところに、
丁度、僕がいて、このお話を一生懸命にされた。
そして、それを受けて可愛いケアマネの彼女に、
ザイタク医療の一番大切なことを伝えた。
『医療依存度』と『介護依存度』の関係について。
ザイタク医の親友から習った三角形の図を描いて説明した。
医療依存度は上部にあって医療者がコントロールできる。
医療ビジネス的に言うと、大きくすれば儲かるし、
ザイタク復帰的に言うと、小さくすれば三角形は安定する。
医療依存度のサイズによって、底辺にある介護依存度は、
変化せざるを得ない。大きいなら大きい底辺が必要となる。
逆三角形ともなるとグラグラしてくるのは、一目瞭然。
帰宅するにあたって、病院の医療者とカンファレンスをした時に、
ご家族が「介護量が多くて不安である。」と仰っておられたそうだ。
介護依存度のコントロールは、ケアマネさんなら誰でも出来る。
ケアマネとして腕の良さは、医療依存度の縮小化への挑戦だ。と伝えた。
やり方は簡単だ。医療依存度が大きくなる前に大きくならない方法を、
事前に、ご利用者さんと人生会議(ACP)を、真に、しておくことだ。
医療依存度が大きくなりだしたら、ハッキリ言ってもう手遅れだ。
上部にある医療依存度のコントロールはドンドン安定しない方へ行く。
平時からの備え。自然大国のこの日本の古からある大切な教え。
穏やかに最後まであるために、ザイタク医療を活用する。
そんな古の教え、平時からの備え ザイタクの備えを提案した。
今度、彼女の事業所の5人のケアマネさん達の
モーニングカンファにお邪魔させていただき、
この話をもう一度させていただける事になった。
楽しみだ。ありがとうございます。
皆さまどうぞよろしくお願いします。
上に行くほど傾いた塔は、安定しない。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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