「長生きしたい」
と、漠然と思っていた若かりし頃
いや、なんの確証もないのだが、
なんとなく“長生きできるもの”
...だと思っていた
そんな私が乳がんになった
「長生きはできない」
がんになったのだから、
そう思うのは至極当然
...というより、
“今”生きることで
いっぱいいっぱいだった
がん治療の副作用に耐える毎日
再発のリスクもある
10年後どころか、
1年後、2年後のことさえわからない
先日、たまたま、
『あなたは長生きしたいですか?』
と、テレビでやっていた
20代や30代の人たちは、
「長生きしたい」
そう考えている人がほとんどだ
が、60代後半以上の人たちは、
「長生きはしたくない」
と、口を揃えて言っていた
老後の資金...
元気ではなくなった場合、
誰が看てくれるのか...
子どもたちに迷惑はかけたくない...
そんな“現実”が直面しているからだ
最近、
「長生きするつもりはない」
そう感じるようになった
こんな身体だし、
長く生きていても
周囲に迷惑をかけるだけだ
頼れる子どももいない
子どもがいたとしても
きっと頼ることはできない
なにより、ひとりは淋しい
母は昔から
「長生きしたい」と言っていた
やはり“平均寿命”は
生きる上での
ひとつの目標でもあるのだろうか
まさに、
“生きること”には貪欲なひとだった
が、その目標は果たせなかったけれど
“人生”って、なんだか切ないものだな...
夕方
うっすらだけど、ハロが出た
朝のうろこ雲と言い...
やっぱり雨が降りそうだ
天気予報も雨
そして今夜の十三夜
ほぼ諦めていたが...
なんとか観ることができた
日が暮れる頃、薄雲の中
東の空にぼんやりと...
このあと、見事に雲の中へ――
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Source: りかこの乳がん体験記
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