人生会議やアドバンスケアプランニング。
この主語は医療者のように感じることが多い。
外国では一番欲しいアドバンスディレクティブが、
市民の間に普及しなくて、ぶっちゃけ、応急的に、
アドバンスケアプランニングが出来てきたとも聞く。
ならば、アドバンスディレクティブがそもそも、
なぜに普及しないのかも考えておきたいところ。
この国には、開けてびっくり玉手箱の物語がある。
亀を助けた浦島太郎さんが竜宮城で楽しく暮らした。
にもかかわらず、こっちに戻って来てみた時に、
玉手箱を開けてみたら、モクモクモクモクの煙。
おじいさんになってしまっていた、という何とも、
不思議な昔話。この物語の言いたいことは諸説あるが、
僕は、勝手にこう解釈している。
人生でいろいろ楽しいことや苦労することがあるけれども、
人助けや亀助けなど、とても良いことをしてたとしても、
人生の最終段階においては、普段から考えておかないと、
思ってもみないことになっちゃうんだから、
楽しいことだけにかまけてないで、みんなで、
普段からその時の事を考えておきましょう。
で、これこそが、アドバンスディレクティブ。
言い換えると、開けてびっくり玉手箱((笑))。
こう解釈している。
なので開けてびっくり玉手箱。
こうならない人生のご準備を。
浦島太郎物語をよく知るこの国の文化には、
昔から、もうとっくに、
『事前指示』(アドバンスディレクティブ)
を考える文化があるんだ。
この玉手箱文化をみんなで繋いでいこう。
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