“乳がん”と言っても、それぞれで... ~『第178回 がんサロン』~

その他

-8.0℃

ここまで気温が下がると、
少し寒さの質が変わってきた

嫌な季節ではあるが
美しい朝の空に出逢える時期だ

2024/11/20 朝の空

そして今朝も、
お向かいの2階の電気は
消えることはなく

1階の台所と思われる電気も
点くこともなく...

  ☆詳細は下記へ

そんな今日は『がんサロン』

日中でも氷点下という寒さに、
思わず肩を丸めて歩く

股関節がやけに痛むのは、
この寒さのせいだろうか

サロンへ行く途中の公園も
すっかり淋しくなった

2024/11/20 がんサロン ①

より寒々しく感じるのは、
たぶん、青い空と陽射しがないせい

2024/11/20 がんサロン ②

木々の葉がすっかり落ちて、
スカスカ

向こうの景色がこんなにも見えている

2024/11/20 がんサロン ③

来月はここも
うっすら雪が積もっているだろうか

今日の参加者は乳がんのかたが多かった

2024/11/20 がんサロン ④

“乳がん”と一口に言っても、
治療法は実に様々

同じ“乳がん”なのに...

  ○手術より先に
   化学療法を受けるひと

  ○術後、放射線治療を受けるひと

  ○術後療法として、
   化学療法を受けるひと

  ○術後療法として
   ホルモン療法を受けるひと

  ○術後、化学療法も
   ホルモン療法も受けるひと

  ○化学療法の薬の種類の違い

  ○ホルモン療法の薬の種類の違い

...と、ざっと見ても
これほどの違いがある

乳がんがわかったばかりのひとや、
治療をはじめて間もないひと

また、
手術をして日が浅いひとなどは
自分が受けている治療と
ほかの乳がん患者が受けている治療が違うと
不安に思うひともいる

“乳がん”というと、
“みんな同じ治療”だと思っている

当然だと思う

私も最初は、

「“がん”なのだから、
 抗がん剤をするもの」

...と思っていたから

「え? 私、抗がん剤だけで
 ホルモン治療していないんだけど、
 先生なにも言っていなかったけど、
 私もやらなきゃ駄目ですよね?」

「みんな先に手術しているの?
 私、手術より先に
 抗がん剤しているんだけど...」

「抗がん剤の副作用で、
 こんなのが出ているんですけど、
 みなさんは出ていないみたいだけど、
 私おかしいですかね?」――

そんな不安を口にするひとたち

無理もない

同じ“乳がん”なのに、
がん細胞の種類も違う

当然、治療法も異なる

使う薬も違う

術式も違えば、
手術のあとの痛み方も
感じ方もそれぞれ

そして治療の副作用の出方も
本当にそれぞれなのだ

「あ、そうなんだ。
 じゃあ、私の治療は
 これでいいんですね」

「そっか、副作用って、
 みんな同じかと思ってました」

そう安心した顔を見ると、
こっちもほっとする

そして、

『そうだよなぁ。
 乳がんになったばかりのときなんて、
 病気のことなんて
 まったくわからなかったし、
 不安しかなかったよなぁ....』

と、
自分が乳がんになった当時のことを
思い出してみるのだった

最後はみんなが笑顔になる――

それがサロンをやっている、
一番の目的

「ここに来てよかった」――

そう言ってもらえるのが、
一番の嬉しい言葉

そしていつも思う

『このような場がないのが、
 本当は理想なのだけどな...』

と...

過去も現在も、
まだがんは“そんな”病気なのだ

サロンが終わると、
外はすでに薄暗い

2024/11/20 夕 景 ①

そんな季節か...

2024/11/20 夕 景 ②

一段と寒さが増した夕暮れ時

さ、帰る...

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Source: りかこの乳がん体験記

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