カオス、カオスと斎藤知事批判のブログ記事多数あり pic.twitter.com/g7zeFkwm5T
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かつて兵庫県の理事を務めた元最高級幹部
→局長で既に四海達也は理事なんやね pic.twitter.com/y7ybWDEHRy
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久元神戸市長
それから、個別の政策で言うと、県立大学の無償化が、これは知事のリーダーシップで進められてきたわけですけれども、これは県議会でも相当疑問が出されてきました。
私は、これは県の施策だということで、これについては特に意見を申し上げてこなかったわけですけれども、神戸市は、公立の大学、神戸市外国語大学と神戸市看護大学は、これは無償化をしませんでした。
これは逆に言うと、これは失職を選択されるということで申し上げますが、非常に不適切な政策だと思います。
どうして僅か2%弱の大学生のために兵庫県立大学だけを無償化するのか理解できないですね。
そして、この兵庫県立大学の無償化によって、ほかの大学が影響を受けます。
神戸市にはたくさんの大学があるわけで、今のところは大きな影響は出ていないと思いますけれども、今後、これが影響を受ける可能性がありますね。
やはり県知事なんですから、ごく、自分のところの特定の大学のことだけ考えるのではなくて、神戸市の大学も含めて、大学全体をどう考えていくのかということについて、やはり明確な考え方を示していただきたいというふうに思います。私はやめていただきたいというふうに希望をいたします。
それから、もう1つは、やはり県庁の再整備です。これは、神戸市は三宮の再整備を進め、それから、フラワーロードに沿って再整備を進め、ウォーターフロントの再整備も進めています。JR兵庫駅の駅前の再整備も発表いたします。ここが抜け落ちているのが元町なんです。元町がどうして抜け落ちているのかというと、兵庫県の庁舎整備の内容が不透明だからなんです。これはやはりはっきり庁舎の再整備をどうしようとするか、そして、元町の北側の再整備について県としてどう考えているのかということを明確にしていただかないと困ります。
それから、もう1つは、大阪府の高校授業料無償化です。これは非常に大きな影響があるというふうに繰り返し申し上げてきました。
これは本来県が考えるべき問題です。これについて、斎藤知事は吉村知事と一緒に仕事をされてきたわけですから、どうして何の意見もおっしゃらなかったのか、一体これにどう対応されようとしているのかということをやはり明確にしていただく必要があるのではないかというふうに思います。
取りあえずはそんなところが私の所感です。
(略)
記者:
もう1つ、先ほど県立大のところで、最後、やめていただきたいとおっしゃったのは、その施策をやめていただきたいという。久元市長:
いや、県立大学の無償化をやめていただきたいということです。
齋藤氏は県知事選で金沢氏に25万票あまりの大差をつけて当選した。しかし、就任早々に「井戸路線との決別」を推し進めたために、県庁職員や県関係者の反感を次々と買うことになった。
まず着手したのが、地域整備事業と分収造林事業による、合計約1500億円規模の「井戸時代の隠れ負債」の返済だ。
地域整備事業とは、民間の乱開発を防ぐため、県が先回りして土地を買い取り開発した事業のことで、バブル崩壊後の地価下落で負債となっていた。分収造林事業は、かつて木材需要が高かった時代に県がヒノキや杉を植え、売却益を土地の所有者と折半していた事業で、これも木材が売れなくなるにつれて負債が拡大した。
県の財政事情に詳しいベテラン職員が話す。
「これらの事業で取得した土地や資材の簿価と実勢価格が大きく違うことは、井戸県政最大のタブーとなっていました。もし露見すれば、20年にわたり『兵庫の殿様』として絶対的地位を築いていた井戸さんのメンツを潰すことになる。井戸さんと近い多くの県議も触れない『公然の秘密』だったわけです」
そのタブーに、齋藤氏はいきなり「返済開始」を宣言したのだ。
「正論ではありますが、急に寝た子を起こされた財政系の職員・OBは、自分たちの長年の恥部を指摘されたような気持ちになった。OBの中には、県庁にやって来て『あいつ何やねん、余計なことしやがって』と現役職員に不満をぶちまける人もいた」(同前)
さらに齋藤氏は、県の外郭団体役員に対して、定年規定を「厳正適用」し始めた。本来、県の内規では65歳定年のところ、井戸体制下でなし崩し的に70歳以上まで延長されていた慣行に、メスを入れたのだ。
外郭団体役員は県庁幹部の天下りポストであり、さらに「多くの団体役員が、井戸氏の後援会『新生兵庫をつくる会』の幹部を兼任していた」(県幹部)という。この幹部が続ける。
「齋藤さんは『脱・井戸県政』がテーマでしたから、外郭団体役員に就いた県職員OBとの飲み会には一切出なかった。コミュニケーションがないところに、急に定年規定の話が出てきたわけです。
彼らからすれば、老後の年収300万円以上が消えるわけですから、まさに死活問題です」
取材に応じた兵庫県庁職員・関係者の多くが、齋藤氏の性格について「正論で押し通そうとする人」と語った。
その片鱗は今回の騒動でも窺えたが、地方の役所で避けて通れない「地元有力者との飲みニケーション」も、齋藤氏は大いに苦手としていたようだ。
彼が踏んだ「虎の尾」はこれだけではなかった。国政自民党の怒りを買ったのが、昨年8月に表明した県立大学の無償化だ。
教育無償化は大阪での維新の目玉政策で、齋藤氏も踏襲した。これに自民党文教族の重鎮国会議員が猛反発したという。
「その重鎮にとって、高等教育の無償化は自分が成し遂げられなかった悲願。それをポッと出の40代の若造が、根回しもなく進めようとした。『俺を差し置いてどういう了見だ。やっぱり維新絡みの知事は信用できない』と怒り、それ以来、反齋藤の急先鋒となった」
(前出と別の県幹部)
この重鎮を含む兵庫県選出の自民党国会議員は、県知事選では全員が齋藤支持だったが、この件を機に離反が相次いだ。維新と近い当時の菅義偉総理の意を受けて、齋藤支持の流れを作った西村康稔衆院議員が、裏金問題で党員資格停止となり「地元の国会議員の抑えが利かなくなった」(同)ことも影響した。
さらに齋藤氏に対して、県庁職員からも反発が強まっていく。あげくのはてに起きたのが、今年3月の西播磨県民局長による告発だった。
私は騒動の最初期に「告発文書」現物の文面を入手して読んでいたので、そのうえで率直に言わせてもらうと、かなり好意的に見積もっても、その内容は突拍子のない記述が含まれていると言わざるを得ないものだった。しかもこの文書は完全に匿名であり、筆者自身が齋藤氏からハラスメントなどを受けたと告発する内容でも、信頼できる根拠を示して齋藤氏の不正を訴えるものでもなかった。これを齋藤氏側が「公益通報」として処理せず退けたのを、「不当なもみ消し行為」と一面的に糾弾するのは無理がある。また百条委員会もその中継映像のほとんどすべてを視聴したうえで言わせてもらうのだが、結局あれほど苛烈に報道されていた「おねだり」と言われるような「金品を私利私欲でせしめる行為」は確認されておらず、また「パワハラ」についても、直接的な物的証拠は現時点で一切出てきていないのが現状だ。そうした疑惑のほとんどが伝聞ベースである。また齋藤氏自身も認める「強く叱責したことがある」というのも、その行為自体がパワハラと断じられるかについて議論の余地がある。「五百旗頭先生(※神戸在住の政治学者、今年3月に死去)は齋藤の嫌がらせのせいで憤死したのだ!」という無根拠な言説から始まる「告発文書」を、公益通報として扱うことが難しいのは県庁や県議会内部のだれもが薄々わかっていただろうし、「おねだり」や「ハラスメント」についての裏がはっきりと取れていない状態であったこともわかっていたはずだ。それでも県議会は全会一致の不信任で齋藤氏を失職させた。私には「ゴリ押し」にしか見えなかった。地元のマスコミが、ワイドショーや夕方の情報番組で流す定番ネタが尽きたから報じた「お騒がせニュース」が、当人たちの想像以上にSNS上で面白おかしく取り上げられる「炎上案件」になった。そこに、齋藤県政を快く思わない人びとが「好機」と見て全力で乗っかり、兵庫県政が9ヵ月停止するほどの事態にまで戦火が拡大してしまった。だれが陰謀を企てたわけでもなく、だれかが背後から弓を引いたわけでもなく、不幸な形で偶然に偶然が重なった結果として「告発文書騒動」が起こったのだ。
齋藤元彦は、井戸時代にも続いてきたこのような採算性を度外視した――悪くいえば多額の公金注入ありきの放漫経営を前提とする――政治・行政との訣別を県民から期待されて県知事に就任した。
そして実際に齋藤氏が就任直後から着手したのは、まさにこうした兵庫県に遺された長年の宿痾(しゅくあ)の清算であり、県民からもその手腕は一定の支持を得ていた。
井戸時代には財政的問題から後回しにされていた中学・高等学校の校舎修繕などに力を入れていたのも、大きく支持を広げたポイントのひとつだっただろう。
今回の選挙で齋藤氏が10代〜20代の若年層から圧倒的支持を集めたのは偶然ではない。
「立花孝志やXの政治系インフルエンサーが煽ったから、10代20代が妄信して齋藤を支持するようになった」「若者がYouTubeやTiktokだけを見て『ネットde真実』に目覚めて齋藤になだれ込んだ」――というのは実情とはかけ離れている。
「パワハラ」というタームにきわめて敏感なZ世代の大部分が齋藤氏を支持したというのは、彼の「パワハラ問題」を帳消しにするだけの恩恵が実際に彼らの生活に注がれていたことを示唆している。
A氏は勤め先で使用していた業務用パソコンで告発文を作成したことが明らかになっている。じつはその中には、A氏の私的な「倫理上問題のある記録」のデータも保存されており、百条委員会からパソコンの提出を求められたA氏は、そのデータの公開を避けて欲しいと委員会側に嘆願していたという。
A氏の真意はわからないにしても、こうした経緯が強いストレスになっていたことは間違いなさそうだ。
そもそも、今回の百条委員会の設置については、県議会でも一部議員から「拙速ではないか」と批判が上がっていた。あるベテラン県議が言う。
「告発文の中身や事実関係を精査する第三者委員会の調査結果が出る前に、百条委員会が設置された。議論の土台がなく、『ゴールポスト(議論の落としどころ)が動く』ような状態になってしまった」
実際、百条委員会では当初、齋藤氏のパワハラ疑惑を調査することが目的とされていたが、職員アンケートの結果は伝聞が大半を占め、証拠として弱かった。その後、論点は齋藤氏の資質や、公益通報への初動対応の問題に二転三転している。
「もし弁護士による第三者委員会で事実関係が冷静に精査されていれば、A氏の死は避けられた可能性が高い」(同前)
A氏の告発をめぐっては、単なる一県職員の内部告発とは異なる政治力学が動いていた形跡もある。
県関係者への取材によると、A氏が公益通報を行った4月4日から間もない4月上旬、兵庫県総合庁舎内の一室に、A氏と反齋藤派の自民党県議、井戸派の県OBらが集まった。
その席でA氏は「この件は早く終わらせたい」と訴えたが、自民党県議と県OBが「何を言うとるんや。齋藤をとことん追い詰めるチャンスやないか」などとすごんだというのだ。
ある県OBは、こうも指摘する。
「Aさんは不遇な人事をきっかけに告発文を書いたが、それを利用して反齋藤の『ヒーロー』に仕立て上げ、不信任案提出、さらには齋藤知事の辞職までつなげるシナリオを描いた勢力がいるのではないか」
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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