このブログを開設したのは、
2011年4月14日
誕生日の翌日
乳がんの手術から
すでに4年が経っていた
きっと『乳がんブログ』をはじめるには
かなり遅いデビューだろう
しかもネットに
ほとんど触れたこともなければ、
ほかの方たちの“ブログ”なんて
ほぼ見たこともない
そんな中、
いきなりこのブログを立ち上げた
立ち上げるきっかけとなったのは、
『がんサロン』で
たくさんのひとたちと
お話をするようになってから
『がんは孤独な病
つらいことは誰にも言えず、
ひとり抱え込む病
どうしてみんなは
あんなに頑張っているのに、
私はダメなんだろう
がんなのに、
どうしてみんなは
あんなに明るくできるの？
私はあんなに明るくなれない』
そんな“心の闇”を、
誰もが抱えていると思ったから
口にはできない、
不安や恐怖を抱えていると思ったから
そしてそれは、
まさに私の心の中だった
だから私が
“がん患者の心の闇”を綴ることで、
「あぁ、私だけじゃないんだ」
「みんな同じ不安を抱えているんだ」
そう知ってもらいたかった
独りじゃないこと、
感じてもらいたかった
そんな、
『りかこの乳がん体験記』も
今日で4995日目
もう13年と8か月と2日、
書き続けている
（当初は毎日書いてはいなかった）
これまでの総訪問者数、
約4288421人（12月16日午後9時現在）
※1日に何度アクセスしても、
1人1訪問
そしてこの記事が6784投稿目となる
すでに治療も終え、
今は“がん患者”というより
“がん経験者”となっている
それでも“完治”には至っていないのが
乳がんの難しさだ
「乳がんの治療も終わったのだから、
『乳がんブログ』なんて語るな」
「乳がんのこと書かないのなら、
『乳がんカテゴリ』から外れろ」
※“乳がんカテゴリ”とは、
私が登録している、
“ランキングポータルサイト”内の、
ブログの分類のこと
「『ブログ村』から出ていけ」
※『ブログ村』とは、
その“ランキングポータルサイト”の名前
その日の記事の
一番下に貼っているバナーがそれ
もうひとつのバナー、
『人気ブログランキング』も
別会社の“ランキングポータルサイト”
「ブログやめろ」
．．．と、10年前は散々言われた
ようやく最近、
このような嫌がらせはなくなったが、
時々思う
「今は治療を終えたどころか、
定期的な検査のフォローからも外れたし、
『乳がんブログ』と語るのは
どうなのだろう」
と．．．
が、乳がんを経験したのは事実
決して消すことのできない現実
そしてまだ完治には至ってはいない
「そんな人間が、
『乳がんブログ』として
日々の出来事や思いを
日記として綴ってもいいのではないか」
と思ったりもする
結局、ひとは先に進んでいくわけで．．．
いつまでも同じところに
立ち止まってはいないわけで．．．
その変遷は、
きっと生きてきた証でもある
結局、ブログは“日記”である
誰にも見られないよう、
ひっそりとノートにしたためるものとは違い、
“公開性”という
特異なものではあるが．．．
だからきっと、それでもいいのだ
．．．と、思うことにする
それにまだまだ乳がん人生は続く
（きっと“がん”とは、
終わりのない闘いであり、
“一生の戦友”だと思う）
患者会も、
啓発活動も、
きっとこれからも
乳がんに限らず、
“がん”という病気に関わってゆくだろう
だから“乳がん患者”を卒業しても、
それでいいじゃないか
「私は、がん患者に寄り添っていく」
そう決めているから――
この数年、強く感じているのは
“ブログの衰退”
それこそ
嫌がらせが横行していた10年前が
全盛だった気がする
（今はアクセス数も
当時の3分の1程度）
近年、
ブログから撤退したサイト運営会社も
いくつもある
そのうちブログがなくなってしまう．．．
という日が来るのだろうか
*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜*･゜ﾟ･*:.｡..｡.:*･゜
－12.9℃の朝
朝焼けの中に1羽のカラス
この時間に
ぽつんとここに佇んでいるなんて
珍しい光景だ
それにしてもこの凍える寒さに
「よく生きていけるな」と
いつも思う
日中も－2.5℃
これがこの時期の、
“当たり前の日常”か．．．
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Source: りかこの乳がん体験記
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