諏訪八幡神社の境内には、恵比寿神社と、さらに「丹生神社」がございます。
この神社の御名前を拝見した瞬間、奈良県吉野郡の「丹生川上神社」などを思い出し、丹生を“ にう ”と呼ぶかと思ったのですが、こちらの神社では“たんしょう”だそうです。
御祭神は、「丹生都比売大神(にうつひめのおおかみ)」で、丹生川上神社の御祭神である“罔象女命”も合祀されているので、水にちなむ神社ではありそうです。
日本の神々は、“八百万(やおよろず)”というだけあって、たとえ同じ物事でも、各々の神より発せられる御言葉は実に多様です。一つの物事にも何通りもの表現があるーーー 日本語がもつ言葉の奥深さでもあるかと存じます。
イメージをもたらす“光(エネルギー)”を、神は必要に応じ、わたくしに降ろしてくださいますが、それに費やされる時間は、実はほんの一瞬に過ぎません。ではその短さが難点かと申しますと、むしろ逆で、“記憶に残りやすくなる”という表現のほうが適切かもしれません。
まるで子どもを諭すかのように、比喩(の表現)を交えて、“ね、こうでしょう?”と簡潔にお伝えくださるからこそ、そのイメージ(映像)はわたくしの脳裏に刻まれ、後日のブログとして文章に起こすことができるのです。
さて、今回も、そういった“イメージ”を、神は要所々々に取り入れ、大切なメッセージをお伝えくださいました。
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「いずれの民も、日々(の生活を)“滞りなく”生きることを心掛けていただきだければと願っております。
まるで小川にて流れる水のごとく、さらさらと、たおやかに流れる、あの澄やかさです。
しかしながら、それはなにも、“遮るものが無い”、いわば、支障(障壁)の見ぬ(=無い)ことを良しとしているのではありません。
どの世(どんな社会)にも遮る物事はあり、そしていよいよ立ち行かない出来事などは、往々にして起こり得るものです。
それでは、なぜわれら(神々)が、この度(のメッセージで)“滞りなく生きるを心掛ける”べきとお伝えしていると申せば、実は、あなたがたも水と同じく、留まる(止まる=濁る)ことの難きを秘めし(=危うさを内包した)存在であるがゆえ、日々を歩み進める(動いていく)心意気が何より肝要です。
遮るものがあるから動けないーーー 実際にはそうではありません。
滞りとは、自らが“作り成す”観念にて、たとえ小さき石であっても、己のか弱き心(※ここでは恐れなどのマイナスの想念です。)によって、その石はまるで天に聳(そび)える“巨岩”となり、身動きの叶わぬ状態へと(自ら)仕向けてしまうのです。
今、この世に見られる難解なる諸々(の事象)の、単に一面(片面)のみを捉え、右往左往し、ついには悲しみに沈む(悲嘆する)虚しさよ。
何かに原因を求め(何かのせいにして)、己の人生を嘆いてはなりません。
古(いにしえ)よりの民は、心の求めるところ(目的・あるべき姿)を失わず、たとえ幾多の困難(障壁)ありてもなお、ひたすらに進み続けたのです。
遮る物事ありてこそ、それらもまた、自らの流れ(人生)の、あたかも“加勢”なるかのごとく、人も自然も、真に進み、巡りゆくべき生命です。
さりとて、頑ななまでに、自らただ闇雲にひた走るのではありません。
万象(=あらゆる物)は、自らが目前にするまさにその瞬間、その場に(当事者にとっての大切な)“意味”を成します。あたかもそれは(=その意味は)、各々(の存在)に対して変容する自然物のごとくに。
ゆえに、心は水のごとく、“流れありき”とし(=澄やかなることを大事にして)、なおかつ、万象に(対して)こそ、まさに学びの念(学ぶ柔軟な姿勢)をお持ちなさい。
より良き人生には、これまでになき経験、予想もせぬ出逢いありて、それらは“遮り”ではなく、すべて変容への加勢となるーーー それを心に据えるのです。
生きるは、水に同じ。
接する事象(取り巻く環境)に益々“研がれ”、そしてなお一層、澄みきってゆくのです。
そして、人類は、大地を潤す水に同じ。
絶えず流れ、幾度も研がれ(磨かれ)、そして、より美しき至極の魂が、少しまた少しと悠久の時をかけ、幾重にも紡がれてゆくーーー
ゆえこそ、民よ、大いに進みなさい。
この世の事象を“悪”と断じる(断定する)ことの虚しさこそを止め、難局すらも日々の追い風とする気概が、古(いにしえ)の智恵を呼び覚まします。
そこには、必ずや“奇跡”がもたらされーーー 生命のもつ真実が、地上の随所に溢れ出る(=見い出される)ことでしょう。
ただ一人でも、清々しく流れる川のせせらぎのごとく、澄やかにそして心軽やかに生きるならば、大海原の“一滴”――― 生命の根源となり、やがては人類の幸福への“潮流”の、まさに源泉となるでしょう。」
以上。
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Source: 神々からのメッセージ
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