同じ経験をしたひとと話をすることは大切 ~『第180回 がんサロン』~

その他

-16.6℃

久し振りに少し冷え込んだ朝だ

天気は晴れ

おとついまでは、
今日の予報は雪だった

「あぁ、よかった、晴れてくれて...」

そんな今日は『がんサロン』

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「おー、さすがに雪が積もっている。
 通れそうにないな...」

冬場はこの公園にはいつも入れない

公園の入り口の階段も凍りついている

危険だ...

それでも手すりにしっかりつかまりながら
一段一段慎重に上っていく

2025/01/15 がんサロン ②

「お、道がついている。
 どうやら行けそうだ」

2025/01/15 がんサロン ③

「なんとか行けそう」

2025/01/15 がんサロン ④

が、ここに来て、
ぐっと道幅が狭くなる

もはや“道”ではない

「行けるだろうか...」

不安になってくる

2025/01/15 がんサロン ⑤

「...!!」

1人か2人、通ったくらいの足跡しか
ついていない

「ここを通れと? この足で?
 む...無理....」

が、さすがにここまで来て戻るのも...

しかも、
あの氷の階段を下りることを思うと
そっちのほうが危険だ

「仕方ない。
 足跡のとおりに進んでいくか...」

2025/01/15 がんサロン ⑥

今月から17年目突入のサロン

何年経っても、
がん患者の気持ちは同じで...

「再発するかもしれない」と
不安を抱き...

「死ぬかもしれない」と
恐怖を覚え...

治療による副作用に悩まされ...

得体の知れない心の闇に陥り...

先の見えない日々に
絶望を感じ...

ただ違うのは、治療が進歩したこと

それでも患者は不安を抱く

治療に苦しむ

こんなにも
がん治療が進歩したにも関わらずだ

『がんサロン』がなかったら――

がん患者同士が
こうして集まることもなかった

話をする場も、
誰かの経験を聞くことも

ただひとり、不安を抱え、
孤独の中、
病と闘わなければならない

“話すこと”はとっても大切なことだと
改めて実感する

“話すこと”で気持ちが軽くなれる

経験者の言葉を聞くだけで安心できる

なにより、

「自分だけじゃない。
 同じ思いをしているひとが
 たくさんいる」

そう思えるだけで心強い

2025/01/15 夕焼け

病院から出ると、
空とイルミネーションがきれいだった...

病気のこと、
話せるひとはそばにいますか?――

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Source: りかこの乳がん体験記

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