『高額療養費制度』、賛と否。

先日からなにかと話題になっている、

 『高額療養費制度、
  患者の自己負担額を
  今年の8月から段階的に引き上げへ』

という報道

改訂は、実に10年振りらしい

  確かに、私が子宮筋腫と
  乳がんの手術入院をしたときは、
  現在よりもう少し負担額が低かった

1月29日に
このニュースが上がってからというもの、
殊にがん患者には猛反発を喰らっていた

特にがんは、
長期間の治療が必要なことが多い

しかも治療費はバカ高い

そんな国民の反発もあり、
「もう一度検討する」というニュースが
今日の午後になって入ってきた

  さて、どうなることやら...

この制度は、本当にありがたい

  ☆先日の記事は下記へ

いや、多くのひとたちが
きっとそう思っているだろう

それでなければ、
がん治療は高額すぎて
とてもじゃないけれど受けられない

どんどん高齢化していく日本

どんどん増え続けるがん患者

国の医療費が逼迫していくのは
目に見えてわかるわけで...

今回のことで、
「多少の負担増は仕方がないのかな」

と、感じるのだ

が、政府に対しての不満は多い

  「もっと無駄遣いを見直せ!」
  などの声も上がっている

だから余計に
国民も強く声を上げるのだと思う

ちなみに、
開業医、勤務医たちは、
今回の“患者負担増”に関しては、
約65%が賛成しているらしい

  決して
  “手放しで賛成”というわけではなく、
  たとえば、

  「財政上、仕方がない」

  「高所得者は
   負担増でもいいと思う」

  などの意見が上がっていたようだ

いや、そもそも、
がん治療自体が高額すぎる

初めて承認されたときの
免疫チェックポイント阻害薬、
オプジーボ(一般名:ニボルマブ)

体重60kgの人が1年間使用すると、
3500万円かかると言われていた

血液がんに有効とされている、
キムリア(一般名:チサゲンレクルユーセル)
に至っては、アメリカでは、
当初、5000万円とも言われていた

薬価は下がってはいくものの、
あまりにも高額

保険適用となっても
これでは
国の医療費も逼迫するというものだ

数十年...
いや、もっと長い年月をかけて
研究を続けているがん

確かにその研究費を考えると、
薬代も高額になるのかもしれない

が、
『日本人の2人に1人ががんになる』
という時代

「これだけがんに罹るひとが増えるのだから、
 もっと少し安くならないのだろうか」

と、単純に思ってしまうのだ

がん治療や検査費にお金がかかり、
預金を使い果たし、
生活費もままならなくなり、
私は治療も検査も
諦めなければならない事態に
陥ったことがある

  ちなみに、
   ・CT
   ・骨シンチ
   ・マンモグラフィ
   ・採血など
     ➩約4万円

   ・ホルモン注射(デポ注)
   ・飲み薬(抗エストロゲン剤)
     ➩約3万円

   合計 約7万円

   これが払えなくて
   検査も治療もやめようと思った

   高額療養費制度の前に、
   これだけかかるのだ

   ちなみに、5年間の乳がん治療、
   10年間の検査にかかったお金は、
   私の場合、約170万円

   私は化学療法はやっていないが、
   化学療法をしているひとは、
   もっともっと
   かかっていると思う
   

保険適用でも、
高額療養費制度があっても、
そもそもがん治療自体、
受けられないひとたちもいる

病気は、
金持ちだけが助かってはいけないと思う

が、それが現実なのかもしれない――

   ★2つのランキングサイトに登録しています

    1日1回、応援のクリック(タップ)を
      していただけると嬉しいです

   人気ブログランキング   にほんブログ村
       ⇩         ⇩
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
   両方押していただけるともっと嬉しいです
      日々の励みになります


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から

 
Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました