お別れ。

その他

笑顔の似合うひとだった

いや、笑顔しか印象にない

きっと、
心から優しいひとなんだろうな...

今日はおじさんとお別れをしてきた

2025/02/10 通夜・葬儀

もう12~13年前になるだろうか

「りかちゃん、本読んだよ」

と、少し目線を外しながら
私に話しかけてきたおじさん

その顔はちょっとはにかんだ、
いつものおじさんの優しい笑顔だ

「え...?」

どうやら
私が書いた乳がん体験記を
買って読んでくれたらしい

2025/02/10 自費出版『4分の3の乳房』

この本を出版したとき、
新聞や、
この地域に配布されているフリーペーパーに
私の記事が掲載された

たぶんそれを見て
買ってくれたんだ...

驚いた

おじさんが
本を買ってまで
読んでくれるなんて...

たぶん親戚中探しても、
そんなひとはいないだろうな

そのおじさんが、先日亡くなった

がんだったらしい

がんになった私の本を読んで、
おじさん自身ががんになって――

おじさんは
なにを想っていただろう

結局がんは、
こうしてひとを死に追い遣る

遺影はいつもの笑顔のおじさん

本当に優しくて穏やかな、
すてきな写真だ

そういえば、
棺に眠っている顔も笑顔だったな...

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Source: りかこの乳がん体験記

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