神の詩 第二章第十四~十五節 3

その他

神の詩 第二章第十四~十五節

himalayas-4404708__340

「クンティの子(アルジュナ)よ、感覚がその対象に触れると、寒暑や苦楽の感情が生まれる。この感情は現れたり消えたりして、長くは続かない。これに耐えよ、アルジュナ。(十四)」
「アルジュナよ、これらの感情に苦しまず、苦痛と快楽を淡々と受け入れて動揺しない者は、不死に値する。(十五)」

続きです。

忍耐では、
困難に直面した時に、
耐え忍ぶという受け身な態度だけでなく、
より優れた忍耐を身に着けるためには、
心の安定を求める積極的な行動が必要とされます。

20世紀最大の神秘家とも呼ばれるエドガー・ケイシーは、
そのリーディングの中で
「忍耐は愛が姿を変えたもの」
と言いました。

忍耐が、
我慢することだけではないと理解できたら、
意識は大きく変わってきます。

いきなり大きな結果を期待することも、
忍耐力の欠如につながります。

それよりも日々、
目の前の小さなことの達成に
喜びを見つけ出すことです。

その小さな喜びの積み重ねが、
知らず知らずのうちに忍耐を育てることになるのです。
「東からは平安と光が、南からは暖かさが、西からは雨の恵みがもたらされるように、北からの厳しい寒さは忍耐と強さを授けてくれる。」北米スー族ブラック・エルクの言葉
「苦難を耐え忍ぶことは、戒律を守り苦行を行うよりも尊い修行となる。」仏遺教経
「罪が無いのに罵られ、暴力を受け、拘禁されても耐え忍ぶ力を持つ者を、私はバラモンと呼ぶ。」ダンマパダ399

「あなた方は耐え忍ぶことによって、自分の魂を勝ち取るであろう。」ルカによる福音書第二十一章19
「患難は忍耐を生み出し、忍耐は錬達を生み出し、錬達は希望を生み出すことを知っているからである。」ローマ人への手紙5:3-4(患難とは新しい時代がはじまる前に起こる世界的な異常気象や疫病、戦争、飢餓などの苦難のこと)

「目に見える望みは、望みではない。もしまだ見ていないものを望むなら、わたしたちは、忍耐をもって待ち望む。」ローマ人への手紙8:24-25
「忍耐についてのわたしの言葉をあなたが守ったから、わたしも地上に住む者たちを試すために、全世界に臨もうとしている試練の時に、あなたを防ぎ守ろう。」ヨハネの黙示録3-10

ここで、
クリシュナは
アルジュナのことを
「クンティの子よ」
と呼んでいます。

以前は、
プリターの子とも呼んでいました。

アルジュナの母の本名は、
プリターという名前でした。

それから養女となった後で、
呼び名をクンティと改名しています。

クンティは
生命エネルギーの象徴
です。

クリシュナは、
アルジュナのエネルギーの質の変化を観て、
このように呼んでいます。

「苦痛と快楽を淡々と受け入れて動揺しない者は、不死に値する。」

1950年に中国の軍隊がチベットに侵攻した時に、
アムドと呼ばれるチベット東北部のある僧院で、
三千人の僧侶のうちの千人が逮捕されました。

その中の百人に処刑するための印がつけられました。
その印をつけられたある一人の僧侶は、
処刑場に連行されて、
銃殺される時に次のような祈りを捧げました。

「すべての悪行、
良心を覆い隠す障害、
すべての人の苦が、
今この瞬間にすべて私の身に転移しますように。
私の至福と長所は、
皆様に送られますように。
すべての存在が、
幸せで満たされますように。」

この僧侶は、
すべての他者の苦痛と無智を自分に受け入れて、
自らの楽と祝福を
他者に送ったのでした。

自分が理不尽な理由で処刑されるという状況に在りながらも、
決して動揺せずに苦楽に動揺しない姿を示したのでした。

次は、

「実在しないもの(肉体)は存在せず、実在するもの(アートマン・真我)は消滅しない。真理を知る人々はこの両方の事実を理解している。(十六)」
「この万物に遍在するものは不滅であることを知れ。誰もこの不滅であるものを破壊することができない。(十七)」

しっかりと内観し
シェアしてください。

皆さまの準備が整ったら
始めましょう。

今日もありがとうございます。
ブログランキング参加しています。
応援クリックお願いします。


人気ブログランキング

Source: ひかたま(光の魂たち)

コメント

タイトルとURLをコピーしました