推理小説の大家エラリー・クイーンが誇るドルリー・レーン3部作の最後に、
「法律ではさばけない殺人者」が現れます。さばけないなら、どうやって罪を
償ってもらうのかという問いの答えが、
「レーンによる犯人殺し」に行き当たります。その殺人者は、気に入らない相手を、
第三者に対して殺人教唆することで、抹殺していくのです。まるで今のネット攻撃を
予知できるかのような作品でした。
少し遅いですが、やっと「二馬力選挙」がストップされたことで、もう少し世の中が
まっとうになればいいのに。人間の脳は、風評の真実を客観的には判別できません
から、どうしても流されます。私の友人にも、いまだに「斎藤さんは世直しの人」
と言っている方もいますからね。
アダルトチルドレンにも「軽い・重い」があると、いつも書いていますが、夫や義父
がとんでもないDVだった家に嫁いだTさんと、子供のOさんのお話を聞いてください。
もともと明るい右脳タイプだったTさんは、研究者のおうちに嫁ぎました。
しばらくはフツウの暮らしだったそうですが、夫は父の言いなりで、義母はすでに
亡くなっていたそうです。結婚1年後くらいから、夫のDVと義父のセクハラが
始まりました。
★義父も夫も「御飯が不味い!」とテーブルをひっくり返す。
★義父と夫の食事は別々。食べる場所も別。Tさんはどちらにも同伴。
★夫が出張の際、義父は必ず家にいてセクハラ三昧。夫にはとても言えません。
★食事代はTさんと夫が折半。
★家事はほぼTさんで、義父がたまに手伝う。
夫は、気に入らないことがあるとTさんの髪をつかんで振り回す。
夫は柔道有段者で、義父は空手家。
というような状況で、歳月が過ぎました。Oさんも立派に成人したのですが、
アダルトチルドレンの重い症状と、母への暴力を日常的に見ていたために、
特に前頭葉がダメージを受けたようです。
・父が変わってほしい。(義父は数年前に死去)
・警察に行っても「民事不介入」で相手にしてもらえない。
・どこでも「何で今まで放置してたん?」と責められる。
・家から逃げ出すのは罪悪感がある。
・自分はもう努力できない。
さて、この状態でカウンセリングを受けても、誰もどうにもできませんよね。
もともとは発達障害のようではなかったOさんが、これからどのように生きていくのか、
自己責任という前に、誰も助けないということが問題ではないでしょうか。長期に
わたってDVを受け続けた場合は、脳にかなりの影響が出ます。
脳が壊れてしまう前に、ぜひお越しください。
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Source: 週刊山手心理相談室
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