韓国のお薬事情-肝臓がん-

外科医

ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ   

みなさま
こんにちは
2代目ガンちゃん先生です

今日は、
韓国、プサンの近くの慶州という町から
ブログを書いています。

韓国の肝臓学会
Korea Liver Week 2025

この町で開催されていて、

ご招待いただきました

日本から数名、招待されているようで、
ありがたいことに、私もその一人に選ばれました

講演をさせて頂いていますが・・・・

一つ・・ではなくて、
三つも 

英語で準備して、講演して
海外の講演はそのあとの質問時間が長いので
大変です

IMG_0238.jpg

昨日は、
岩本内科での診療をしてから、
移動しましたので、
夜中に到着

今朝は
朝7時半から
一つ目の講演をこなし

お昼までに残り二つ、いま、終わったところです

肝臓がん治療について話すのですが、

韓国は韓国のお薬事情があります

IMG_0240.jpg

日本では、
肝臓がんの治療は
どの薬でもカテーテル治療でも、
基本的にどのタイミングでも医師が選択することができます

韓国では
国としての保険診療が非常に厳しいので、
その自由度がありません

たとえば、
テセントリク+アバスチンやレンビマなどの
肝臓がんで最もよく使われる薬剤は、

カテーテル治療が効かなくなった場合にのみ
使うことができます

日本では、
最近、これらの薬物治療の間に
カテーテル治療を入れると良いということが分かり
積極的に、カテーテル治療を入れようと考えますが、

韓国では、
薬物治療の後に、カテーテル治療を入れる事はできません
保険で認められません

また、
韓国では、
ネクサバールという最初に使えるようになった薬剤を使った場合しか、
次の薬剤(レゴラフェニブ)に移ることができません

つまり、テセントリク+アバスチンやレンビマを使うと、
次に保険で認められている薬剤が基本的にはないことになります

韓国のドクターはこれらの現状をなんとか解決しようと
努力されているようです

医療費の問題で、韓国やほかのアジア諸国は
厳しく制限がかかっているのです

日本では自由度が高いので実は、ありがたい状況なのです
一方で、医療費はますます嵩み、問題になります

難しい問題です
明日は、岩本内科で外来なので
慌てて、日本に戻ります

さて、ガンばりますか

ブログランキングに参加してます
 ガンちゃん先生が行っている肝臓がんの治療を
 一人でも多くの人に知って頂くために、
 1日1回、下のマ-クをそれぞれクリックお願いします!

  にほんブログ村 病気ブログへ     人気ブログランキングへ  
 
肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

コメント

タイトルとURLをコピーしました