治療は“商品”なのか...

その他

おとついの夜から降りはじめた、
雷と強風を伴った大雨

今朝はようやく晴れ間が広がった

そんな空には彩雲...

2025/09/22 彩 雲

パステルカラーに染まった雲が
なんとも可愛らしい

濃い色の彩雲もいいけれど、
私はこの色合いが好きだ

さて――

ネットやテレビCMで目にする、
医療機関の宣伝

「手術をしないで痛みを取る」
「○○治療(先進医療)」
「なにをしてもよくならなかったのに
 これで回復した」

などと謳っている、
ちょっと胡散臭いもの

「病院がCM?」

と、最初は驚いた

が、“病院も経営”と思えば
それもありなのか――

そしてこの手のCMや広告で
気になることがる

それは、院長の
“スーツ姿で腕組みをし、
 白い歯を見せている姿”である

いかにも、

“写真館で
 プロのカメラマンが撮りました”

という背景

そして高画質...

私には、
ホームページなどにあげられている
このような院長の写真が
どうもいけすかんのだ

...というのも、
治療を“商品化”しているように感じてならない

“患者はいい客”だと...

たとえば、公的な医療機関は、
そのような広告は打ち出さない

診療も健康保険適用

自費診療はほとんどすることはない

理由は、“公的な病院”だから

 【公的病院とは】

  ○国や自治体が開設する“公立病院”
    例)・都道府県立
       ・市町村立

  ○公益性のある団体が開設する、
   “公的病院”
    例)・日本赤十字社(赤十字病院)
       ・済生会(恩賜財団済生会病院)
       ・JA厚生連(厚生病院)
       ・健康保険組合や
       ・国民健康保険組合の病院など

  ※医療法で“公的医療機関”と位置付けられており、
   へき地医療、災害医療、救急医療など
   民間では扱いにくい役割を果たしている

   ・赤十字病院
     日本赤十字社という公益法人が運営し、
     災害救護や人道支援の使命を持つ
     (国際的なネットワークあり)

   ・厚生病院(JA厚生連)
     農村医療を支えるために生まれた組織で
     地域密着型
     農協の組合員向けだけではなく、
     地域住民全体の医療を担っている

   ・公立病院
     自治体が直接運営している
     住民の健康を守る、
     “行政の責任”としての医療機関

がん治療でも、
本当に様々な自由診療がある

それはエビデンスに乏しいもの

そして高額

効果や安全性が確立されていないにも関わらず、
宣伝を打ち出している

そして藁にも縋りたいがん患者は
それに飛びつく

高けりゃ
がんが治ってくれる気がするから

“最新の治療”と聞くと、
がんが消えてくれる気がするから

そしてそのような医療機関は、
スタッフの対応もよく、
院内も高級感あふれる空間...

というイメージだ

そのような医療広告は
規制が緩いのが現状

景品表示法違反も
指摘されているようだ

命を守るためにも、
厳しく取り締まってほしいと思うのだが...

“患者は客”であっていいのだろうか

“治療は商品”であっていいのだろうか...

ちなみに――

 【公的病院が宣伝をしない理由】

  ○営利目的ではないから
    公的病院は利益よりも
    “地域医療の安定供給”が使命である
    (患者を集客する必要がない)

  ○公平性の維持
    派手な宣伝は、
    医療の公平性を損なう可能性がある
    (“広告を出せる病院=よい病院”
     という誤解が生まれる)

  ○制度との整合性
    保険診療を中心に運営されているため、
    自由診療のような“選ばれる診療”を
    売り込む必要がない

 【公的医療機関が
  自由診療を避ける理由】

  ○国民皆保険制度との整合性
    日本の医療制度は“保険診療”が基本。
    公的病院は
    この制度の柱を支える役割があるため
    保険外の自由診療や
    自費診療を積極的におこなうと、
    制度の公平性が揺らぐ可能性がある。

  ○混合診療の原則禁止
    混合診療(保険診療と
    自由診療を同時におこなう)は
    原則、禁止されている。
    例外的に認められているのは
    “先進医療”や“選定療養”など
    限られたケースのみ。
    公的病院は
    このルールを厳格に守る必要があるため
    自由診療に踏み込むのが難しい。

  ○営利目的ではない運営方針
    公的病院は利益追求よりも
    “地域医療の安定供給”や
    “医療アクセスの公平性”を重視。
    (美容医療や
     高額な自由診療に力を入れると
     公益性が失われる可能性がある)

  ○診療報酬との関係
   保険診療は診療報酬制度に基づいて
   費用が決まっているが、自由診療は
   医療機関が自由に価格設定できるため
   公的病院がこれを乱用することで
   制度の信頼性を損なってしまう。

どちらにしても、
儲け主義だけの、
命を蔑ろにした、
がん患者を惑わす謳い文句は
目にしたくないものだ

  今日の晩ご飯

2025/09/22 晩ご飯

   ○レタスと卵の炒め物
   ○ポテトサラダ
   ○きゅうりの中華風浅漬け
   ○キャベツと油揚げのみそ汁
       ⇩
2025/09/22 みそ汁

  体調が悪くても、
  食べられるのはありがたい

  食べることは生きるための
  第一の仕事だ

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Source: りかこの乳がん体験記

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