日中の気温、11.3℃
とうとう秋が深まってきた
それでも陽が差し込めば、
部屋の中は28℃越え
夜の冷え込みの前に
少しでも温もりを蓄えたいところだ
さて
このブロブをはじめてから14年半
「少しでも誰かの役に立てたら．．．」
「暗闇に迷い込んてしまったひとに
“私も同じだよ”と伝えられたら．．．」
「“みんな同じ不安を抱えているよ”
ということを知ってもらえたら．．．」
「なにより、
“あなたは独りじゃない”と
伝えたい」――
そんな思いからはじまった、
『りかこの乳がん体験記』
そこには、
「私自身ががんを見落とされ、
放置されてしまった経験を
伝えていかなければ．．．」
という思いもあった
ブログをはじめたときは、
“もっか、がん患者”
副作用のつらさや心の闇、
孤独感．．．
たくさんの得体の知れない敵と
戦ってきた
ブログをはじめてから1年後、
5年間の治療が終了した
その後も
10年間の定期検査を受けながら、
“もっか、がん患者”だった私は
“若干、がん患者”へ昇格
だからと言って、
不安が消えたわけではなかった
治療が終わったことで、
逆に不安が増した
それは、“再発”という不安
“これまで守ってくれていた薬を
飲まないということは、
丸腰で外を歩くようなもの”
そんな思いがした
それでも人間、不思議なもので、
そんな不安も薄らいでゆく
徐々に
“普通の生活”を取り戻していくのだ
が、そこにはたくさんの葛藤があった
がん患者への社会での蔑視も
未だ根強く残っている
「がん患者は“普通の生活”を
望んではいけないのだろうか．．．」
そんな思いにも苛まれた
本当にたくさんのことを経験したと思う
結局、一度がんを経験すると
以前のようには生活できない
“普通の生活”には戻れない――
それが現実だった
そして心も一生“がん”にとらわれる
乳がんは特に、
15年経っても20年が過ぎても
再発の懸念がある
「私、過去に乳がんをしました」
と、
完全に過去形にすることはできない
どこか現在進行形だ
そんな、“がん患者”として、
“がん経験者”としての長い道のりを、
このブログに綴ってきた
以前は、あまり自分のことを
曝け出したくはなかった
今は聞かれなくても
たくさん喋るけど
だから、当初のブログにも書籍にも
詳細は記述していない
自費出版した体験記 ⇩
「今ならもっと詳しく書けるのに．．．」
と、少し悔しい思いだ
が、このときはこれが精一杯
いや、自分の中では
精一杯以上のことだった
この本の出版から数か月後、
「（書籍）第2弾出したんだって？」
と、聞かれたことがある
もちろん、第２弾の出版はしていない
どこからそんな話を聞いたのか．．．
ちらっと、
「書いてみようか．．．」と
思ったことはある
が、まだほんの数か月
続編を書くには、
まだまだ書く内容がない
当初の書籍は、
がん発覚から2年間の闘病を綴ったもの
今ならもっと詳細に、
そしてその後の生活のことや
仕事のことなど
書けるかもしれないな．．．
．．．と、そんなことを思った
長いよ、18年という乳がん人生
まもなく19年に
なろうとしているが．．．
そして、これからも
終わるわけではない“乳がん人生”
私の人生の半分以上は
きっと“乳がん”として送る人生だと思う
今日の晩ご飯
○たまご焼き
○小松菜とウインナーの炒め物
○コールスローサラダ
○大根の甘酢漬け（はちみつ入り）
○たまねぎとじゃがいものみそ汁
みそ汁 ⇩
今日は（今日も？）
ぐちゃぐちゃな献立
週末にかけて、
どうしても冷蔵庫掃除になる
ま、おいしかったので良しとしよう
今日の月
スーパームーンだった2日前
少し欠けても
さすがに明るい．．．
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Source: りかこの乳がん体験記
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