「ゴーーー!!」
途轍もない物音で目が覚める、
午前5時
音が聴こえたのは、左の耳だけ
どうやら耳鳴りらしい
今年6月、
耳鳴りや耳の聴こえに違和感を覚え、
耳鼻科を受診したことがある
今朝の耳鳴りは、
そのときとは
比べ物にならないほどの大きな音だ
しかも「ゴーーー」という音の中に、
「キーン」や「ザワザワ」、
ファックスが流れるような、
「ピーピピ...」など
4種類ほどの音も混じっている
そしてそのとき、
もうひとつの違和感に気がついた
「耳が聴こえない...」
右耳も違和感こそあるが、
聴こえてはいるようだ
尋常ではない状況に、
鼓動は速度を増し、
寒気を催し、
気持ちが悪くなる
「とりあえずもう少し寝よう」
そう思うも、興奮と、
耳がうるさすぎて
眠れるはずもなく...
不安なままベッドから起き上がる
日常という世界が、
いつもと違う空間にいるような感じがした
少し熱っぽいので
体温を測ってみると...
やっぱり朝にしては高めだ
とりあえず身支度を整え、
耳鼻科の予約表を確認する
幸い、今日の夕方の時間帯で
空いている枠がある
この症状、
たぶん、突発性難聴だと思われる
だとしたら、
なるべく早くに
治療を開始したほうがいいらしい
(聴力が回復する可能性がある)
私は迷わず、その時間に予約を入れた
「3連休の中日の日曜日に病院か...」
受け付けを済ませ、
看護師さんとの問診
その後、医師の診察を受け、
まずは聴力検査へ
やはり左耳の聴力は
かなり落ちている
「“突発性感音難聴”ですね~。
一般に、
“突発性難聴”と言われているものです」
『...あぁ、やっぱりそうか...』
「一応、神経に異常がないか、
CTも撮ってみましょう」
...ということで、
久し振りのCT検査
久し振りの被曝だ
「うーん...、
特に腫瘍もないし...」
『おっと! 腫瘍!?
それは考えていなかったな...。
ここで突然、
“乳がんの転移がみられます”なんて
言われたら...」
そう思うとゾッとした
そうなのだ
私にはまだ
“乳がんの転移”という可能性も
秘められていたのだ
「ということで、
お薬出しておきますね。
ステロイドと耳の周りの血流を
よくするお薬...。
6月のときに出した薬と同じものです。
あと、オプションなんですが、
点滴を打ってもらいたいんですけど...」
『“オプション”ってなんだ?
まさか、自由診療?
保険適用で治療しているから、
それはないか...』
「点滴は、毎日来てほしいんです」
「毎日...ですか!?
2時間くらいかかりますよね」
先生、所要時間がわからないらしく、
看護師さんに聞く
「30分くらいです」
それにしても毎日って...
「あと、ステロイドを使うと
血糖値が上がりやすくなるので、
血糖と、あとB型肝炎も調べたいので
採血もしてください」
...ということで、次は採血
その後、点滴へ...
そうこうしているうち、
病院は外来終了の時刻を迎えたようだ
病院には、患者も、
ほとんどのスタッフもいなくなり、
私一人...
そんなこんなでたっぷり2時間半、
病院で過ごした
もらった薬は...
2週間分の量
(あ、1種類撮り忘れ
...というか、どこいった?)
手前の向かって左の薬
これ、ステロイドなのだが、
日によって飲む量が違う
2週間分で、全80錠
ということで、
あすから毎日、点滴と検査と、
医師の受診となった
(とりあえず1週間)
血管、今日だけでこの状態
1週間、もってくれるだろうか...
左腕も使えればね...
でも、乳がんやっているから、
左腕は使えないしね...
★2つのランキングサイトに登録しています
1日1回、応援のクリック(タップ)を
していただけると嬉しいです
人気ブログランキング にほんブログ村
⇩ ⇩
両方押していただけるともっと嬉しいです
日々の励みになります
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記








コメント