※筆者より【ブログを書くことについて②】

集中が保てなければ、やはり人間的なエネルギーにわたくし自身が偏ってしまうため、神より受け取る波動が途切れ途切れになってしまうのです。

今はだいぶスタイルが確立しまして、降ろしていただいた光を一瞬でわたくしの魂に刻み込み（※神が伝えたい物事の“要点”を、強烈に脳裏に焼き付けるイメージです）、その後は、時間の経過に関係なく、必要に応じてわたくしの魂のなかからその光を選出し、文章に起こすことができるようになりました。

必要なときに、必要なだけーーーー 神はもとより万端の要領で、もっとも適った光をわたくしに降ろしてくださっていたのですが、当のわたくし自身は、それらを上手く操る術（すべ）などを心得ていたわけではございませんし、そういった秘術を教えていただく師匠も、元よりございません。

ですから、天よりの、ときに厳しき愛ある応援をいただきながら、少しまた少しと技能を発達させ、ようやくこの境地に至ることができました。

ですが、やはり神の想いとはあまりに壮大で、とても一言では表現することは叶いません。いいえ、言葉にすること自体、実はとても難しいのです。

言葉にすることの何が難しいかーーー それは、神の御意、まさに人智を超えるほどの大いなる御心を、可能な限り純粋に、わたくしたちの日本語を介して表現する、その精度を追求することが非常に難しい。

神の波動とは、人間側からの捉え方によって、多様な解釈ができます。そこに、日本語という多様な表現、繊細なニュアンス、そして“言霊”といわれるとおり日本語がもつエネルギーをどのように整合させていくか、数限りない対象のなかから手探りで当てていくような具合です。

数年前になりますが、わたくしに「神様の言葉をそれだけ聴けるなら、ブログを書くのは簡単ですね。」とおっしゃった方がありました。

とくに悪気があっておっしゃったのではないと思いますが、わたくし自身、その言葉に少なからず衝撃を受けました。

それと同時に、霊的な物事については、固定的な観念が、無論、人類の歴史が様々な由縁に応じ紡ぎ出されたものとは存じますが、今なお深く根付いているのだとつくづく感じた一言でした。