違う整形外科へ ~『臼蓋形成不全・変形性股関節症』編~

その他

昨夜、午後11時の月

2025/12/11 昨夜の月

東の空に
うっすら黄金色の月が昇っていた

このとき、すでに-10℃

そして今朝の気温は-11.6℃

おとついよりきのうより暖かくはあるが、
さすがにこの気温が続くと
家の中はすっかり冷え切っている

が、この気温がもう当たり前の季節だ

そして今日もしんしんと雪が降り続ける――

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

ようやく受診した、新しい整形外科

以前かかっていた病院が昨年末で閉院となり、
数か月、整形外科を探していた

  車がない私にとって、第一に
  “通院のしやすさ”を考えなければならない

  ...という話は
  何度もしているが――

まずは、受付

  病院の受付は、
  なぜこんなにも感じが悪いのか...

  ...という話も、これで3度目

問診票を渡され、
狭い空欄に必死に文字を詰め込む

既往歴や副作用の出る薬、
変形性股関節症のこれまでの経緯など、
なにせ書くことが多すぎる

  いつ、どんな病気にかかったのか、
  ブログをやっているからこそ
  整理がつく

  「ブログが役に立った」
  と、思う瞬間である

1時間半近く待った頃、
ようやく診察室に呼ばれる

もう長く待ちすぎて、
言いたいこと、聞きたかったことが
記憶から遠ざかってしまった

先生はとても話しやすい人

患者の言葉を聞いてくれる

説明もきちんとしてくれる

こちらの顔もちゃんと見てくれる

  まぁ、これらは
  当たり前のことなのだけど

まず、
これまでの痛みの経緯を軽く説明

そして診察台に横になって、
股関節の可動のチェック

さらに、約2年半、
レントゲンを撮っていないため
レントゲンを撮ることに...

「この2年の間で、
 どれくらい進行しているのだろう...」

と、これが一番の不安事

「真実を知りたい」という思いと、
「知らないほうがいい」という思いが
交錯する...

長い廊下を歩き、放射線室へ

「ゆっくり歩いていいですよ。
 途中、傾斜があるので
 気をつけてくださいね」

と、
後ろから看護師さんに声をかけられる

『なんて優しい...』

硬い板の上に仰向けになり
股関節の撮影

私の腰、反っているため、
このような硬いところでの仰向けは
けっこうしんどい

撮影を終え、暫し待つ――

もうかなり前からトイレに行きたかったが、
いつ呼ばれるかわからないため
病院はトイレに行くこともはばかられる

そして、再び診察室へ

「あー、(寛骨臼)被り浅いね~。
 ここね、ここ。半分くらいだね」

先ほど撮ったレントゲン写真を指差しながら
先生が言う

「“被りが浅いとどうしてダメか”と言うと、
 ここ(骨頭)に負担かかっちゃうんだよね」

そして先生は続ける

「でも、軟骨はまだあるね。
 本当に減ってきたら、
 ここの色が薄く写っている部分が
 なくなっちゃうの。
 そしてその下の丸いところ、ここね。
 ここ“骨頭”って言うんだけど、
 上の骨とぶつかりあってすり減ってくると
 白くなってくるんだよね。
 でもまだそこまではなってないね」

2025/12/11 股関節
      ※イメージ図

前の先生があんな感じだったから、
余計にこの先生の丁寧さが際立つ

堅苦しくなく話をしてくれるのは、
患者の心をも和らげてくれる

「ストレッチとかしてる?」

そう聞かれたので、

「“開脚はやってはいけない”と
 言われているけど、
 やったほうが痛みが軽くなるような気がして
 続けてます」

と、中学生の頃からずっと続けてきた
開脚のストレッチを
今でも少しやっていることを白状した

「え? 誰が“やっちゃダメ”って言ったの?」

と、先生から意外な言葉が...

「ネットで...」

「なんでそんなこと書いてあるんだろうね~。
 もう本当に...。
 僕がネットに書こうかな」

と、落胆したように言う先生

「やっていけないなんてないよ」

この言葉には本当に驚いた

「その肢位は、変形性股関節症には
 やってはいけないんだよね」

と言われるとばかり思っていたのだ

先生はこんなことも言っていた

「整形外科は、
 意見が一番広く分かれる分野なんだよね」

と...

あとは、

  ○体重は増やさないように
  ○重いものは持たないように

と、前の先生と同じ注意事項

そして、

  ○足の筋肉をつけること

筋肉で股関節を支えると
進行も遅くなる上、
進行してもまだ歩けるらしい

これは前の先生には言われなかった

前の先生は、あれもダメ、これもダメ

なにをすればいいのか、
教えてはくれなかった

きっとこれが医療の進歩

  前のおじいちゃん先生と
  今回の先生では
  たぶん30歳は違うと思う

会計を待っている間、
外はすっかり真っ暗だ

ここまでで、すでに2時間

ようやく会計を終え、
処方箋を持って薬局へ

外は雪がさらに激しくなっていた

この薬局、
私が乳がんの薬をもらっていた薬局

5年間通ったっけ...

「懐かしい...」

見回してみたが、
さすがにあの当時の薬剤師さんは
見当たらない

そして驚いたのは
こんな時間にも関わらず、
待っている患者さんの数の多さ

「何十分待たされるだろう...」

家に着いたのは、
家を出てから4時間近く経っていた

病院は、一日がかり

そして待っているだけなのに、
なぜか疲れる

処方してもらった薬は、
前の病院の製薬会社のものとは違っていた

2025/12/11 痛み止め

    ⇩ 前の病院で出してくれていた薬
2025/12/03 痛み止め

今回出してくれた薬、
実は今、品薄で
あまり流通していないらしい

「もし薬局に在庫がなかったら、
 代替で
 ボルタレンにしてもらうようにしておくね」

と、先生に言われていたが、
どうやら在庫、あったようだ

もうお薬手帳も、埋まっていっぱいだ

2025/12/11 お薬手帳

とりあえず、
いい先生で安堵

あれだけ丁寧に対応してくれたら、
そりゃ、待たされるというものだ――

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Source: りかこの乳がん体験記

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