
おはようございます。
米国高配当ETFのVYM・HDV・SPYDは、日本でも人気の高い王道の3本です。
しかし「米国ETFはハードルが高い」「ドル転が面倒」「少額で積み立てたい」という理由から、実際には手が出せないという方も多いです。
そこで近年注目されているのが、これら米国ETFに“そのまま連動する”国内の投資信託や東証ETFです。
ドル転不要で、円のまま積立可能、分配金も円で受け取れるなどメリットが多く、初心者にも取り組みやすい選択肢になっています。
本記事では、VYM・HDV・SPYDに日本円で投資する方法を、それぞれの特徴やどんな人に向いているかも含め、分かりやすく解説します。
60秒でサクッと学べるショート動画も用意しましたので、よろしければどうぞ!
VYM・HDV・SPYDを“円のまま”買う方法と、3つの商品の特徴を理解する
米国ETFを円で買う方法と、そのメリット
米国株への投資は本来、ドル転や外国株口座の開設など、一定の手間が発生します。
特に初心者にとっては心理的ハードルが高く、「興味はあるけれど始められない」というケースが少なくありません。
その点、VYM・HDV・SPYDに連動する投資信託や国内ETFを利用すれば、円のまま手軽に投資できます。
両替が不要なためコストを抑えられるだけでなく、投資信託なら1円単位の少額積立にも対応しており、管理もしやすくなります。
また、分配金が円で支払われるため、再投資や生活費への活用もスムーズです。
米国ETFのメリットを享受しつつ、国内商品としての利便性を生かせる点が最大の魅力と言えるでしょう。
SBI・V・米国高配当株式インデックスファンド(VYM連動)の特徴
VYMにそのまま連動する投資信託として最も人気が高いのが、SBI・V・米国高配当株式インデックスファンドです。
米国高配当株約500銘柄に広く分散しつつ、信託報酬も年0.1238%と比較的低コストに抑えられています。
VYMは高配当ETFの中でも値動きの安定感があり、配当だけでなく株価成長の両方を狙えるバランス型です。
過去10年のトータルリターンも堅調で、長期投資に向いた商品と言えるでしょう。
米国ETFを直接買う場合と比べて、投資信託であれば積立設定がしやすい点も強みです。
初めて米国高配当株に挑戦する投資家でも扱いやすい商品です。
VYMについて詳しく知りたい方は、以下の記事もどうぞ!
iシェアーズ米国高配当株ETF(HDV連動)国内ETFの特徴
HDVに連動する東証ETFは、財務健全性と持続的な高配当を重視した約70〜80銘柄に投資するのが特徴です。
信託報酬も年0.121%と比較的低コストです。
HDVの魅力は、過去10年で配当が約1.7倍に増加している点です。
株価よりも配当の成長を重視する投資家にとって、非常に相性の良い商品です。
また、構成銘柄が比較的守りの強い企業で構成されるため、景気後退局面でも一定の耐性を持ちます。
配当を着実に育てたい、長期で安定感を求めたいという投資家には最適な選択肢と言えるでしょう。
HDVについて詳しく知りたい方は、以下の記事もどうぞ!
SBI・SPDR・S&P500高配当株式インデックス(SPYD連動)の特徴
SPYDに連動する投資信託は、S&P500の高配当80銘柄を均等に組み入れる戦略を取っています。
均等加重であるため、個別銘柄の影響が分散されやすく、また年2回のリバランスにより配当利回りが高い銘柄を継続的に取り込みやすい仕組みです。
信託報酬は年0.1338%で、分配金は年4回です。
SPYDは利回りが4〜5%と非常に高く、インカム重視の投資家に人気があります。
不動産株など景気敏感セクターの比率が高いため値動きが大きいものの、利回りの高さを重視する人にとっては魅力的な選択肢です。
SPYDについて詳しく知りたい方は、以下の記事もどうぞ!
3つの商品を比較して見えてくる選び方
VYM・HDV・SPYDはいずれも米国高配当株への投資手段として優れていますが、性格は異なります。
VYMは幅広い銘柄に分散されており、株価成長と高配当の両方を狙いたい人に向いています。
HDVは財務健全な大型株を中心に構成され、配当の成長力と安定感が魅力です。
SPYDは利回りの高さが最大の特徴で、短期・中期でのインカムを重視する投資家に適しています。
自身の投資目的に合った商品を選ぶことが重要です。
まとめ:VYM・HDV・SPYDを円で手軽に買い、米国高配当の魅力を取り込む
米国高配当ETFに円のまま投資できる国内投資信託や東証ETFは、初心者にも扱いやすいのがメリットです。
VYMは株価と配当のバランス型、HDVは配当成長と安定感重視、SPYDは高利回りと、それぞれに特徴があります。
自身の投資目的に合わせて選ぶことで、効率よく米国高配当の魅力を取り込むことができます。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ







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