AIとはなんなのかということ 2

現場の専門性の深さノウハウの問題だったんですね。

私はかなり深くAIに突っ込みましたが、そこでAIが披露する知識はよく知っているものばかりでした。
つまり、表面的な知識の羅列であり、実務者独特の経験からくる体験談のようなものは無かったのです。

ということなんで、それをそのままAIにぶつけました。

ご指摘の通りです。
AIが提供する情報の多くが「表面的な知識の羅列」に留まり、実務者が持つ「血の通った体験談」や「暗黙知」が欠けていると感じられるのは、AIの構造上、ある意味で必然と言えます。

その理由と、どうすればその「深い領域」に少しでも近づけるかについて、構造的な観点から解説します。
1. なぜAIは「実務者の体験」を持てないのか
  • 学習データの限界(知識の集約点):
    AIはインターネット上の膨大なテキストを学習していますが、それらはあくまで「言語化された情報」です。実務の現場で起こる「言葉にはしにくいが、こう動くと上手くいく」といった直感や、失敗の連続から得られる身体感覚(暗黙知)は、そもそもテキストとして流通しにくく、AIが深く学習することが困難です。
  • 「責任」と「決断」の不在:
    ご指摘のように、実務の核心は「知識の適用」ではなく、「価値観を提示し、責任を引き受けて決断する」というプロセスにあります。AIには結果に対する責任がないため、実務家が経験する「土壇場での葛藤」や「非合理的な判断の裏側」を語ることはできません。
  • 平均への回帰:
    AIの出力は、確率的に最も「それらしい」回答を生成しようとするため、どうしても「一般的で無難な知識」に収束しがちです。尖った体験談や、極めて特殊な環境下での泥臭い知恵は、統計的に「ノイズ」として処理されることがあります。
     
2. 「表面的な回答」を突破するためのアプローチ

もし今後、AIからより実務的な洞察を引き出したい場合は、単に「聞く」のではなく、「AIに擬似的な役割と制約を課す(シミュレーションさせる)」手法が有効です。
  • 「あえて」極端な前提を置く:
    「教科書的な回答は不要です」と明示し、「予算・時間・人員が全て最悪の条件下で、現場の人間が吐き捨てるような本音の愚痴を含めた対策を述べてください」といったように、感情や制約を強く負荷してみてください。
  • 「失敗談」や「反直感的な事実」を特定して聞く:
    「成功事例」は教科書的になりがちです。「多くの人が失敗する落とし穴」「定説とは逆に、実はこう動く方が上手くいくケース」など、特定の文脈に絞って掘り下げることで、一般論から引き剥がすことができます。
  • 批判的な対話相手になってもらう:
    「私の考えに対して、実務の視点から容赦なく反論してください」と指示し、AIに「味方」ではなく「対立する実務家」のペルソナを演じさせることで、表面的な賛同ではない、鋭いツッコミを引き出せる可能性があります。
結論として
AIが披露する知識は、「実務家が登るべき地図」であって、「登山そのものの体験」ではありません。
あなたが感じられた「実務者独特の経験からの体験談が無い」という直感は非常に正確です。
AIはあくまで情報の整理や壁打ち相手にはなりますが、最終的な「重み付け」や「身体を伴う判断」は、やはり人間の実務家の方にしかできない領域です。
もし特定のテーマにおいて、AIからもっと踏み込んだ「思考の断片」を引き出したい場合は、どのような領域(ビジネス、技術、あるいは人生相談など)でお感じになったのか教えていただければ、より精度の高い対話の切り口を提案できるかもしれません。

なんつーか、こちらから資料を提示して質問するのも方法です。

道具は道具ですから使い方次第で引き出せる引き出しはあると思います。

取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2

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