深夜
ふと、目を覚ます
静まり返った闇の中
左耳に響き渡る轟音――
「また聴こえなくなったのだろうか」
と、耳に触れてみる
「音がする...。大丈夫だ」
毎夜、そんな不安に駆られる
“轟音で目覚めると、
左耳は音を失っていた”――
あの日の衝撃的な記憶が
まだ濃く残っている
☆そのときの記事は下記へ
音は8~9割、
取り戻すことはできた
が、耳鳴りは残ったまま
あの轟音こそ静まったものの、
かなり大きな音が残ってしまった
突発性難聴を発症してから
回復を望めるのは1か月
それ以上はもう、
聴こえるようになることはない
私はあれから8か月
どう足掻いても、
これ以上良くなることはない
が、まだ治療は続いている
「良くなることはなくても
悪くなることはあるから」
らしい
いつも雑音の中
雨が降っているような、
飛行機が飛んでいるような、
ボイラー室にいるような
この音も、一生消えることはない
まぁ、
音が戻ってくれたことだけでも
ありがたすぎるほど
ありがたいのだが...
これ以上望むのは、
贅沢すぎるのだろうけど...
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Source: りかこの乳がん体験記

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