このブログでは,スウエーデンの E.Ahlqvist博士が提唱した新説;
2型糖尿病という単一の病気は存在しない. それは 相互に異なる4つの「糖尿病」を雑駁にまとめてそう呼んでいるだけだ
を,何度も紹介してきました.

糖尿病は1型,2型,そして [その他の糖尿病]と分類されていますが,最近この分類に疑問が投げかけられています.


この説は 日本では 長らく無視されていたのですが,欧州で本格的な検討が進められるようになると;

ついに 日本糖尿病学会も,『2型糖尿病には病態によって 異なるパターン(サブグループ)があるのではないか』という視点での検討を2025年に開始しました.

この方面での第一人者 福島県立医大の島袋充生 教授は,『膨大な計算を要する Ahlqvist サブグループ分類を,AIの活用によって簡易に分類できるツールを開発中』とお伝えしましたが;

このほど そのツールが完成し,既に公開されています.

この画面の左側の入力欄に あなたの 年齢・性別・BMI・抗GAD抗体の陽性/陰性[★]・HbA1c を入力すれば,画面の右側に 『あなたの分類結果』が表示されます.
[★] 抗GAD抗体の陽性/陰性= 1型でなければ,ここは 「陰性」と入力します.
ぞるばの場合は,こうなりました. 97%の確率で MARD(加齢性軽度糖尿病)なのだそうです. トホホ

なお,最初の画面で 必須情報だけでなく,空腹時血糖値,空腹時C-ペプチド,HDLなど,入力する情報が多ければ多いほど サブタイプの判定精度が向上するようです.
またこの判定ツールは,糖尿病ではない健常人であっても,どのタイプの糖尿病に近いかを判定します. したがって,正常な人が このツールに自分の検査値を打ち込んで,『なんとか糖尿病です』と判定されても 病院に駆け込まないでください.
あなたも最新の検査結果を手元に置いて,Ahlqvistを ちょっと試してみませんか?

Source: しらねのぞるばの暴言ブログ


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