
おはようございます。
生成AIの普及やデータセンター投資の拡大を背景に、半導体関連株への注目が高まっています。
半導体株というと、エヌビディアやブロードコム、TSMCなど海外企業を思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、日本にも東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、信越化学工業など、世界的な競争力を持つ半導体関連企業が数多く存在します。
これらの日本企業へまとめて投資できる商品が、銘柄コード200Aの「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」です。
愛称は「NF・日経半導体ETF」で、日経半導体株指数への連動を目指します。
日本の主要な半導体関連株30銘柄に分散でき、信託報酬も年0.165%と比較的低コストです。NISAの成長投資枠でも購入できます。
一方で、半導体株は値動きが大きく、業種を限定したテーマ型ETFならではのリスクがあります。
今回は、NF・日経半導体ETF(200A)の基本情報、構成銘柄、過去のリターン、投資前に知っておきたい注意点を分かりやすく解説します。
60秒でサクッと学べるショート動画もご用意しましたので、よろしければどうぞ。
NF・日経半導体ETF(200A)の構成銘柄とメリット・デメリットを徹底解説
日本の半導体産業は製造装置と材料に強みがある
半導体産業は、大きく以下の分野に分けられます。
・半導体の設計
・半導体の製造
・半導体製造装置
・半導体材料
設計に特化したファブレス企業では、エヌビディアやクアルコムなど米国企業が強い存在感を示しています。
半導体を実際に生産するファウンドリでは、台湾のTSMCや韓国のサムスン電子が代表的です。
これに対して、日本企業が高い競争力を持つのが「半導体製造装置」と「半導体材料」です。
半導体製造装置では東京エレクトロン、アドバンテスト、ディスコ、SCREENホールディングスなどがあります。
材料分野では信越化学工業、SUMCO、レゾナック・ホールディングスなどが代表例です。
日本企業は最先端半導体の完成品を大量生産する分野では存在感が低下しましたが、製造に欠かせない装置や材料の分野では、依然として重要な地位を占めています。
NF・日経半導体ETFは、このような日本の半導体産業を支える幅広い企業へまとめて投資できる商品です。
NF・日経半導体ETF(200A)は日本の半導体株30銘柄に投資できる
NF・日経半導体ETFの正式名称は、「NEXT FUNDS 日経半導体株指数連動型上場投信」です。
銘柄コードは200Aで、日経半導体株指数(トータルリターン)への連動を目指します。
主な基本情報は以下のとおりです。
・投資対象:日本の半導体関連株
・構成銘柄数:30銘柄
・信託報酬:年0.165%
・総経費率:年0.25%
・売買単位:1口
・決算日:毎年4月7日、10月7日
・NISA:成長投資枠の対象
上場日は2024年6月4日です。東京証券取引所に上場しているため、個別株と同じように市場価格を見ながらリアルタイムで売買できます。
連動対象の日経半導体株指数は、東京証券取引所に上場する半導体関連株のうち、時価総額の大きい30銘柄で構成される指数です。
時価総額ウエート方式を採用しているため、企業規模が大きい銘柄ほど指数に占める割合が高くなります。
日本の半導体関連株を個別に選ぶのが難しい人にとって、200Aを1口購入するだけで30銘柄へ分散できるのは大きなメリットです。
200Aの構成銘柄は東京エレクトロンやアドバンテストが上位
NF・日経半導体ETFの上位には、日本を代表する半導体関連企業が並びます。
現時点の主な構成銘柄は以下のとおりです。
・東京エレクトロン
・アドバンテスト
・キオクシアホールディングス
・ディスコ
・ルネサスエレクトロニクス
・ソニーグループ
・信越化学工業
・レーザーテック
・HOYA
・JX金属
東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコなどの半導体製造装置関連だけでなく、キオクシアホールディングスやルネサスエレクトロニクスなどの半導体メーカーも含まれています。
さらに、信越化学工業などの材料メーカーや、ソニーグループのようなイメージセンサー関連企業にも投資できます。
製造装置、半導体・電子部品、材料、イメージセンサーなど、日本の半導体産業を支える複数の分野へ分散できる点が強みです。
構成銘柄は毎年10月末時点の時価総額などを基準に選定され、原則として11月末に定期入れ替えが行われます。
ただし、時価総額ウエート方式なので上位数銘柄の値動きが指数全体に与える影響は小さくありません。
30銘柄へ投資できるとはいえ、銘柄ごとの比率が均等ではない点には注意しましょう。
日経半導体株指数は日経平均やTOPIXを大きく上回ってきた
日経半導体株指数は、日経平均株価やTOPIXを大きく上回るリターンを記録しました。
下画像では、2011年11月末を100とした場合、2025年11月末の日経半導体株指数は1,853まで上昇しています。
約14年間で約18.5倍になった計算です。
同じ期間の日経平均株価は779、TOPIXは637であり、半導体株の上昇が際立っています。
生成AI、クラウドサービス、データセンター、自動車、スマートフォンなど、半導体の使用領域は拡大しています。
特に生成AI向けの設備投資拡大は、半導体メーカーだけでなく、製造装置や検査装置、材料を供給する日本企業にも大きな追い風となりました。
日本の半導体関連企業に幅広く投資できる200Aは、AI・半導体市場の中長期的な成長を取り込みたい人にとって魅力的な選択肢です。
ただし、日経半導体株指数の算出開始日は2024年3月25日で、それ以前の指数値は過去のデータを用いて算出されています。
過去の好成績が、そのまま将来も続くとは限りません。
株価が大きく上昇した後ほど、期待が株価へ織り込まれている可能性も考慮する必要があります。
200Aは高リターンを狙える一方で値動きも大きい
半導体株は高い成長性が期待できる一方、値動きが大きいハイリスク・ハイリターンの投資対象です。
画像の過去10年間の比較では、日経半導体株指数は日経平均株価やTOPIXより高いリターンを記録しています。
しかし、リスクを示す価格変動の大きさも明らかに高くなっています。
半導体産業には「シリコンサイクル」と呼ばれる好況と不況の波があります。
需要が強い時期には各社が一斉に設備投資を増やしますが、供給能力が需要を上回ると、半導体価格の下落や在庫調整が起こります。
その結果、半導体関連企業の業績や株価が急速に悪化することがあります。
また、200Aは日本株30銘柄へ分散していますが、投資先はすべて半導体関連企業です。
オルカンやS&P500のように幅広い業種へ分散するファンドと比べると、業種分散は不十分です。
ポートフォリオの中心に据えるよりも、全世界株式やS&P500などをコアにしたうえで、資産の一部を振り向けるサテライト投資に向いています。
短期間で一括投資するより、投入金額を抑える、時間を分散する、あらかじめ保有上限を決めるといったリスク管理が重要です。
まとめ:NF・日経半導体ETF(200A)は日本の半導体産業へまとめて投資できる
NF・日経半導体ETF(200A)は、東京エレクトロンやアドバンテスト、ディスコ、信越化学工業など、日本の主要な半導体関連株30銘柄へまとめて投資できるETFです。
信託報酬は年0.165%と比較的低く、NISAの成長投資枠でも購入できます。
製造装置、半導体メーカー、材料、電子部品など、日本企業が競争力を持つ複数の分野へ分散できるのが大きな魅力です。
一方、半導体株は景気や設備投資の影響を受けやすく、日経平均株価やTOPIXより値動きが大きくなる傾向があります。
高いリターンだけに注目せず、オルカンやS&P500などを資産形成の中心に据え、200Aはポートフォリオの一部で活用するのがよいでしょう。
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このブログでは、NISA、投資信託、ETF、インデックス投資について日々発信しています。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ







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