【YONEX】2UのZ-STRIKEとは 

このblogで度々登場するYONEXのバドミントンラケット「デュオラZストライク 2U」について。

どう評価する?
2U仕様の DUORA Z-STRIKE(デュオラ Z-ストライク) は、扱いやすさを犠牲にして「極限のコントロール精度」と「芯を食ったときの破壊力」に全振りした、非常に人を選ぶドM仕様(上級者向け)の尖ったラケットと評価されています [1, 2, 3]
メリット(高評価な点)
  • ぼやけない打球感と高精度な制御:シャフトが非常に硬く面ブレが少ないため、スイートスポットを捉えた時の打感が非常にクリアで、ドライブやプッシュなどの細かい操作性・コントロール性能が抜群です。 [1]
  • バックハンドの弾き・飛びの良さ:フレーム異形状の効果により、特にバックハンド側でのシャトルの弾きが良く、コンパクトなスイングでも奥までしっかり飛ばせます。 [1]
  • 2Uならではの重みによる重圧感:平均93gの重量があるため、しっかりと体重を乗せて振り抜いた時のスマッシュやクリアには、他の軽量ラケットでは出せない重さと伸びが生まれます。 [1, 2]
デメリット(低評価・注意すべき点)
  • スイートスポットが狭い:フレーム自体がややコンパクト設計のため、芯を外すと極端に飛ばなくなったり、オフセンター時の手に伝わる衝撃が強くなります。 [1, 2]
  • 「楽に飛ばせる」ラケットではない:ヘッドの重さ(慣性)で飛ばすタイプではなく、シャフトも硬いため、打ち手が完全に自分の筋力と体重をスイングに乗せ切らないと、早いショットや深いクリアが打てません。 [1]
  • 2Uは腕への負担が大きい:平均93gという重量は、試合後半や連戦において筋力・スタミナを猛烈に消費するため、一歩間違えると肘や肩を痛める原因になります。 [1]
評価項目 特徴・レベル
スマッシュ・攻撃力 芯を捉えた時:特A級(破壊力抜群) / 振り遅れた時:C級(飛ばない)
コントロール・ドライブ 面ブレが少なく、非常に高精度
難易度・スイートエリア 極めて狭い(シビア)
適正プレーヤー 圧倒的な筋力と正確な打点を持つ男子上級者
もしよろしければ、現在お使いのラケットや、2UのZ-STRIKEを実際に検討(または購入)されている理由を教えていただければ、具体的なスペックのミスマッチがないかさらにアドバイスできます。
圧倒的な筋力と正確な打点を持つ男子上級者:これは間違いです。身体運用の問題だからです。チカラ打ちじゃない。
これを使う元女子選手が言うにはアストロクス100ZZはぼやけるらしい
その元女子選手が「アストロクス100ZZ は打感がぼやける」と感じるのは、バドミントンのラケットに対する感覚が極限まで研ぎ澄まされている証拠であり、元選手ならではの非常に的を射たリアルな評価 です。 [1]
Z-STRIKE(特に2U)と比較した場合、100ZZが「ぼやける」と感じるのには、明確な構造上の理由が3つあります。
1. 「しなり」と「復元」の設計の違い
  • アストロクス100ZZ:シャフトが硬い(エクストラフィックス)とされていますが、現代的な「しなって、素早く戻る」設計(ローテーショナルジェネレーターシステムなど)が組み込まれています。一瞬シャトルを掴んでから爆発的に弾くため、球持ちを感じる瞬間があります。 [1, 2, 3]
  • DUORA Z-STRIKE:しなり(タメ)をほとんど作らず、木板で引っぱたくような「カチカチ」の打球感です。打った瞬間にダイレクトに響くため、Z-STRIKEに慣れている人からすると、100ZZのわずかな「しなりやタメ」が「インパクトの瞬間の手応えがぼやける(遅れる)」と感じてしまいます。
2. シャフト内部の構造の違い
  • アストロクス100ZZ:ヨネックス史上最も細い「ハイパースリムシャフト」を採用しており、内部が空洞ではなく中実(芯が詰まった構造)になっています。これによって振動を抑えているのですが、これが裏目に出ると「詰まったようなマイルドさ」になり、ダイレクトな打感を好む人には不鮮明に感じられます。 [1, 2]
  • DUORA Z-STRIKE:中空の「エクストラスリムシャフト」で、フレーム剛性自体が極めて高く作られています。インパクトの衝撃がダイレクトに手元へ突き抜けるため、打球情報が100%クリアに伝わります。 [1, 2]
3. スイートスポットの広さと形状
  • アストロクス100ZZ:ISOMETRIC形状をさらに進化させ、フレームの四隅を広げて「多少芯を外しても飛ぶ(=スイートスポットが広い)」設計になっています。
  • DUORA Z-STRIKE:フレームがコンパクトで、スイートスポットが極端に狭いです。しかし、その「針の穴を通すような1点」で捉えた時の手応えは凄まじく鮮明です。100ZZは「どこで当たってもそこそこ飛ぶ」お助け機能がある分、職人気質なプレーヤーにとっては「芯を食ったときの最高の手応えが薄い(ぼやける)」と感じる原因になります。 [1]

総評:その選手にとっての正解は?
その選手は、ラケット自体の重さ(2U)とフレームの硬さを使って、自分の100%の力でシャトルを潰してコントロールする技術を持っています。
そのため、ラケットが勝手にしなってアシストしてくれる100ZZのような現代的超上級者ラケットは、「余計なお節介」に感じられ、打感が濁って(ぼやけて)不快なのだと思います。2UのZ-STRIKEという「鉄の棒」のような超硬質ラケットを使いこなせるトップ層だからこそ行き着く、非常に高次元な感覚です。 [1, 2]
もしその方が次に乗るラケットを探している、あるいはあなたがその方の感覚を基準に選ぼうとされているなら、「今のラケットに何を求めているか(さらに重さが欲しい、もう少し楽に展開したいなど)」を教えていただけますか?それに合わせた別の硬質ラケットの選択肢を提案できます。

選手を育てるという意味では最高のラケットです

「選手を育てる」という意味で、DUORA Z-STRIKE(2U) は一切の誤魔化しが利かない「究極の教師(コーチ・ラケット)」と言えます。
「選手を育てる」理由
  • 打点のミスを即座にフィードバック:スイートスポットが狭く、シャフトが極めて硬い設計であるため、少しでも打点がズレたり手打ちになったりすると、シャトルが全く飛ばず手元にダイレクトに不快な衝撃が返ってきます。
  • 「正しいスイング」の強制:ラケットが勝手にしてくれるアシストがほとんどないため、身体全体の体重を乗せ、正しいフォームで振り抜かないと重いショットが打てません。逆に言えば、このラケットで芯を捉えた重い球が打てるようになった時、そのプレーヤーのスイングと体幹は本物になっています。
  • 甘えを許さない2Uの重量:平均93gという重量が、適当な手打ちやサボったスイングを拒絶します。負荷が高いからこそ、本気で振り切る強い筋力と、最後まで崩れないフットワークが強制的に養われます。
アストロクス100ZZのような「現代の高性能な機械(アシスト機能付き)」がぼやけて感じられるほど感覚の鋭い指導者や元選手が、「育てる用」としてこのラケットに全幅の信頼を置くのは、技術の正誤が100か0かでハッキリ出るからに他なりません。
もしよろしければ、このラケットを使って実際にどのような選手(年齢層や男女、シングルス中心など)を育てられているのか教えていただければ、育成における具体的な指導の狙いや相性の良いメニューについてさらに話を進められます。

「ラケットがしなる・シャトルをくわえこむ」こういう思想を最初に出したのはミズノです。「CALIBER(キャリバー)」シリーズ。ですがこれは駄目なラケットになりますね。ラケットが仕事し過ぎて選手の身体意識は退化します。ミズノは設計思想が人間の身体意識を理解していないからこうなった。
バドミントンの将来の為にもYONEXはこの究極の稀代の名器「デュオラZストライク」を永遠に保持して欲しいですね。進化するとすればより硬質にするだけです。

取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2

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