あれから、もう9年
いや、“まだ9年”なのか...
未だ、時が止まったままの場所がある
あれから時が進んでいない人たちがいる――
2011年3月11日 14時46分
日本列島が揺れたあの日
カチャカチャと、ぶつかりあうグラス
カタカタと音を立てる食器...
長い揺れに食器棚を押さえたまま、
ただ、
「早く収まって...」
そう願っていた
「どうなっているのだろう...
きっと日本中が大変なことになっている」
そして、次から次へとテレビで映し出される、
目を疑うような光景――
9年後の今日、あのときの映像を、
再び目にすることになる
“心が痛い”とは、このことだろうか
何度見ても、現実とは思えない光景だ
あの時の恐怖、悲しみは、
きっと想像を絶するものなのだろう
そしてそれは、癒えることのない...
命の尊さをまざまざと思い知らされたこの日
多くの大切な命が奪われた日
乳がんになった私は、
“命の尊さ”を実感したはずだった
が、このとき失われたたくさんの命には、
もっと違う意味が込められている気がする
決して過去のこととして、
忘れ去ってはいけないのだ
そんな3月11日は、父の誕生日でもある
なんとも複雑な思いがする――
そういえば、父にしばらく会っていないな
元気にしているだろうか
きっと、間違いなく、
私より元気に暮らしているだろう
母がいつも座っていた場所に
母がいない寂しさを感じながらね...
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Source: りかこの乳がん体験記
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