石垣島 川平(かびら)観音堂【その“先”を見据えて】

その他

皆様

現在は、各地鑑定に合わせて沖縄県の那覇市に来ております。

せっかくの遠出の機会ですので、まずは沖縄本島ではなく400kmほど離れた石垣島を訪れました。東京からは2000km の飛行機の旅でした。

石垣島はもちろんお店の多い地域もありますが、中心地を少し離れますとのどかな風景が広がります。

やはり目につくのが一面に広がる畑です。パイナップルなどの農業と、また酪農がさかんな印象です。

そして本州では見られない類いの植物が一定の背丈で生い茂っており、この風景から普段の場から遠く離れたことを実感いたします。

到着当日は、曇りと多少の雨の予報でしたが、やはりと申しましょうか、とくに午後からは凄まじい豪雨となりました。

なんとなく気になった石垣島の西部にあたる川平湾へと足を向けたところ、予想していたよりもずっと肌寒く、時間を追うごとに時化(しけ)が酷くなりました。もはや海面も白く視界がきかなくなりまして早々と宿泊先のホテルに退避することになりました。

川平湾には、高台より階段沿いに降りて行きますが、ちょうど降りていく間際にひっそりと建つ「川平観音堂」が見えましたので、そちらにお参りいたしました。

看板には「首里王朝への貢納物を集積する三大港の一つで、石垣島から沖縄本島等へむかう船の風待つ港」という説明がありました。17世紀中頃にこのお堂が建立されたと言われているそうで、きっと数百年もの間、船の安全を守る観音様として地元の民に慕われていたのではないでしょうか。

今回は、この観音堂よりの御言葉を書かせていただきます。

Rinokia

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「時代がどれほど経ようとも、やはり人々にとって“海”は遍(あまね)く広がり、深く、そして(航海の)経験ある者とても知りきれぬ、未知なる世界でもあります。

今(の時代)であれば、航海は各段に安寧にそして短き間(短時間)での往来が成るのですが、古(いにしえ)より、ほんの間近(=つい最近)にかけての航海は、あなた(Rinokia)の想像を絶するほどの、危険かつ途方もなき時間をかけようやく一つの航海が果たされたことを、あなたに感じていただくことはできるでしょうか?

長らく民は、各々の想いを胸に、島(石垣島)を後にしました。

目前に広がるはまさに大海で、何が起きるのかわからない、そういった不安を打ち消すかのように前(前方)のみを見て、そして勇んで船に乗り出すのです。

そして、周囲の島々、あるいは他の大陸の民たちもまた、古(いにしえ)よりまさに命懸けの航海を経てここに辿り着くーーー 一つの航海には天候と相まって様々な出来事が生じ、そして内実(現実)を孕(はら)む、誠に一言では語りつくせぬ、人々の歴史(人生)が紡ぎ出されていきました。

わたくし(川平観音)は、そういった人々の、船にまつわる幾多の往来と、そこから紡ぎ出される幾多の人生を、この場より見送り、そして無事なる何より帰りを待つ・・・民が迎える前途厳しき状況に心乱されたことはこれまで数知れず・・・ですが、わたくしにできるのは、民の航海の安全なることを願う、それ以外にはありません。

何か端的に手をたずさえることができるなら、どんなにか良いことでしょう。

急な天候の変化と、そして一時(いっとき)も留まることのなきこの海原は、季節の移ろいと一日の時間(とき)の流れのなかで、実に様々な表情を見せます。

その刻々と見せる変化ーーー ときに“うねり”のごとくの高波の様相にあって、ひたすら愛しき民の帰りを待つーーー 人もそして神も仏も、いずれも“長らく”の心意気ーーー 時をじっくり待たねばなりません。

物事とは、現象として多様な変化を見せますが、しかしながら、根本で変わることなきも実は(実際には)多いことを、心に据えてなければなりません。

果てに真の変化が呼び起こされるまで、心を慌てずじっくりと瞬間(とき)を待つ、その心意気が、いつの時代にも肝要でありましょう。

ご覧なさい。この堂(※川平観音堂のことです。)も、この地特有の潮風と、また気候の変化を日ごと受け、その姿をじっくりと変容させたことがお分かりになるでしょう?

長らくの時(時間)をかけ、少しまた少しと、この堂は見えないほどの(微細な)変化を積み重ね、しかしながら着実に、現在のしかるべく(お堂の)様相を表しているのです。

この姿一つを見ても、あなたには、悠久の時が織りなす変化を感じていただきたい。

それほどに、物事とは、真には途方もなき時をかけ、形容(姿形)に変化を伴っていくのです。

なぜ、今、わたくしがこのようなメッセージを、あなたにお伝えしているかが分かりますね?

今は目に見える多少の変化に心を奪われているときはではありません。

その変化のさなかに、しかしながら本来目指す物事、そしてあるべき姿(人間の生きるべき道)について、焦らずじっくりと腰を据えることです。

一つひとつの事象(現象)に、安易に心奪われて(心乱されて)はなりません。

変化とはこの世をめぐる力(エネルギー)の流れの兆候であり、それらに心を取られるのではなく、何よりも“その先の姿”(将来のあり方)を考えていかねばなりません。

果てに(最終的に)求める(変化を含めた)結果が得られるよう、いずれの民も、より一層思慮深くあらねばなりません。

時間はかかります。しかしながら、目指す場(あるべき姿)は必ずや、その苦難の航海の先に見えてまいるでしょう。」

以上。

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Source: 神々からのメッセージ

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