熱田神宮⑤ 一之御前(いちのみさき)神社【“動くこと”の真意】

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熱田神宮には、「太郎庵椿(たろうあんつばき)」という、全国でも珍しい、やぶ椿の変種が自生しています。

この椿は、開花時期が半年ほど(10月~4月)と長いそうで、わたくしも、この時期にまだ椿が観られるとは思っていなかったので、いささか驚きました。

椿は、やはり特有の存在感があります。花弁(はなびら)の美しい紅色と雄しべの目の覚めるような黄色味は、寒空を華やかに彩ります。

美しく咲いたのちには、花をまるごとぽとりと地面に落とす儚(はかな)さもあるのですが、それも風情(ふぜい)といったところでしょうか。

熱田神宮の“こころの小径”では、どなたかが、樹より落ちた椿をいくつかまとめて各摂社にお供えされ、さらには、小径の歩道にも心ばかり整ええたうえで丁寧に置いてくださっていて、わたくしも気づいたときにはとても感動いたしました。

さて、本日の「一之御前(いちのみさき)神社」は、熱田大神の荒魂がお祀りされております。本宮のちょうど後方に、ひっそりと佇(たたず)むお社(やしろ)でにて、神よりいただいた御言葉をお伝えいたします。

Rinokia

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「“動く”――― これは単に動作としての意(意味)ならず、“動く”ことは、自らの“気概”(=発奮・決意)を胸に、自らを何らか意志の先(=方向)へと向かわしめることである。

たとえ動きの滞るさなか(※ここでは思ったように身動きの取れない状況を指します。)にあっても、そなたらは皆、命(生命)ある身。

ゆえに、動けよ、自らの信ずる心に従い。

心(心意気・志)は高く、強く、威勢(勢い)を得て益々“生きる”ことへの熱情を、自らの内(体内)に呼び起こすのだ。

この世の和平と、そして人々の遍(あまね)く“睦び”(和睦)の日々は、何より、無事なる(※ここでは何事も無いことを指します。)物事に立つ(=依拠する)のではない。

誠の心に従い屈強に、そして飽くなきまでに、この世の泰平なるを望み、絶えぬ心意気(=不断の努力)が、ついには永久(とわ)の繁栄を呼ぶであろう。

今こそ、天(神)は大きく動き、そして、われら(神々)は、総じての民の新たな動き(生き方)を、幾重にも見せるこの世の現れ(=現象)により、強く求めようではないか。」

(熱田神宮⑥へ続きます。)

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Source: 神々からのメッセージ

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