わたしは、赤ちゃんの重みを知らない
わたしは、赤ちゃんの匂いを知らない
わたしは、赤ちゃんの温もりを知らない
わたしは、赤ちゃんのやわらかさを知らない
わたしはこの腕に、赤ちゃんを抱いたことがない
テレビに映る赤ちゃんを観て、
「自分の赤ちゃんを抱いてみたかった...」
そんな感情が、突如、湧き出た
わたしは、
両親にも孫を抱かせてあげられなかった、
親不孝な娘である
「乳がんになって、ごめんね」
と、何度自分を責めたかわからない
子どもが産めなくなってしまったことは、
とうに吹っ切ったつもりだった
が、
どこか拭いきれない想いが残っていたんだな...
あのとき、乳がんを見落とされていなかったら...
もしかしたら、わたしはこの腕に
我が子を抱いていたかもしれない
そんな、ないものねだりをしてみる夜――
人間だもの、
そんな感情が芽生える日もあるさ...
1日1回、応援のクリックお願いします
日々の励みになります
両方押していただけると嬉しいです
↓ ↓
人気ブログランキング にほんブログ村
★しこり発見から治療までの経緯は⇒こちら
★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から
Source: りかこの乳がん体験記
コメント