やめどき。

新しいことをはじめるのは、
わくわくするものだ

「この先、どうなるだろう．．．」

そんな先の見えない不安さえも、
希望につながるから不思議である

が、“何かをやめる勇気”は、
“何かをはじめる瞬発力”より大きいかもしれない

たとえば、執筆、

がん患者会、乳がん啓発活動

ボウリングもそうかもしれない

そして、このブログ．．．

時々、そんな“やめどき”を考えることがある

続けてきたものをやめるのは、
これまで築き上げたものを壊すようなイメージがある

これまで続けてきたことが、
ゼロになってしまう恐怖感もある

が、“ずっと”はない

いつか終わりが来る

それは、自然消滅か、意図的かはわからない

ただ、フェイドアウトは卑怯な気がする

潔くない気がする

なにより、私らしくない気がする

まぁ、

“乳がん”をやめられたら、
それが一番なのだろうけど．．．

　　時々、“現実逃避”という夢を抱く

　　それは、

　　私のことを知らない土地で、
　　私が乳がんであることを知らない街で、

　　私は乳がんのことを忘れて、

　　ただ、何もせず、
　　時が流れるまま、ゆっくりと．．．

　　なんと贅沢な時間だろう

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Source: りかこの乳がん体験記