2013年3月に日本糖尿病学会から,「糖質制限食は勧められない」という『2013提言』が出され,それを受けて同年11月に発行された『食品交換表 第7版』には,わざわざ一項目を設けて『糖質制限食は危険だから行ってはならない』とまで書かれたのに,2014年以降は,糖尿病の食事療法に関する討論は,それ以前よりももっと激しくなりました.
これらの討論などの件名を見ると,以下の通りです.
このテーマ名 おかしくないでしょうか? 『エビデンス』『Evidence』という言葉がやたら目立ちます.
- 1993年に食品交換表第5版において,炭水化物=60%,蛋白質=15%,脂質=25%が理想の比率だと高らかに宣言し
- その栄養バランスは世界が賞賛していて
- したがって 和食は世界の健康食
であったはずなのに,どうして今さら 『食事療法のエビデンス』を求めなければいけないのでしょうか?
また,『2013提言』や,『食品交換表 第7版』において,『実行してはならない』とされたはずの『糖質制限食』『低炭水化物食』という言葉が,学会のシンポジウムの件名で 平然と使われています.
ひょっとして,食品交換表のエビデンスなんて そもそも,なかったのでは? まさか....
[48]に続く
Source: しらねのぞるばの暴言ブログ
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