マイクロマジックの効果  肝臓がんのカテーテル治療

外科医

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

今日のご紹介は、
非常に興味深い経過の肝臓がんの患者さま

この方は、
四国地方からご来院

前医で全身の抗癌剤内服を行っておりましたが、
治療が厳しくなったという事で、

岩本内科にご来院

スライド7
黄色枠で囲った病変が癌です

これまでも継続的に治療していたのですが、
コロナ禍の影響で、

来院が滞ってしまいました
数か月ぶりに
ご来院頂き、評価しますと、

スライド8

肝臓内の病変が再発、
そして、それに加えて、
多発する肺転移を認めていました

肝臓内の病変を制御するために、
いつも通り、
特殊型リザーバー システムIを用いて、

肝臓内に動注化学療法を

今回は、パイオラックスという会社から
今年、発売された
マイクロマジックという
薬を混ぜるための器具
を使ってから、
薬剤を投与しました

抗癌剤と造影剤と油の造影剤(リピオドール)を
しっかりと混ぜて、投与するのですが、
通常では、なかなかうまく混ざりません

そこで、このマイクロマジックを使うと、
それがうまく混和できるという器具です

それが先月くらいのことです

そして、今回もご入院頂き、
評価してみますと、、、

治療した肝臓内は
もちろん、きれいに壊死しています

それだけでは無くて、、

スライド9

薬を直接、流していない肺転移も
一部は消え、他は小さくなっていました

肝臓の治療したら肺転移も小さくなったという報告は
たまに学会でも見かけるのですが、、

マイクロマジックを使った途端に
そういう変化が見られたということは、

やはり、マイクロマジックのおかげで
うまく薬が混ざり、一定以上の薬が血液にも溶け
血中濃度が高めに、維持されたと考えられます

こんな変化をするのは稀なことではありますが、
そんな事はなんでも良くて、

患者さまと良かったね~と握手しました (笑

もう少し、検証する余地がありそうです
新しい器具によって、さらに、カテーテル治療が
進歩・発展していけば良いですね
必ず、患者さまの利益に繋がります

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。
Source: ガンちゃん先生奮闘記

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