女性性の活性化:女性性と男性性の統合

その他
今回は

「君が代から神が代へ」下巻

生の章からの内容からのご紹介です。


この本には

国歌「君が代」の中に詠われている
女性性と男性性の統合
についても

随所で解説しています。

今までの男性性が優位な時代から

女性性が輝きを持ち始めた今の時代

そして

男性性と女性性が統合していく時代
へと

変化する過渡期にきています。

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人は

男性でも女性でも

どちらも自分の中に男性性と女性性を持っています。


今までは男性性優勢の時代でした。
男性性が優位だと、

攻撃性や支配性も優位になり、

人々の権力争いや自然界に対する征服欲も旺盛で、

その結果が今の世界情勢に表れています。

男性の攻撃性は、

愛よりも知識を優先し、

すべてのものを探求する、

侵入するような行動でも示されます。
槍もミサイルもロケットも

男性性が的確に表れている発明品です。
それが

現代科学の頭脳を中心とした発展や戦争となって表れています。
最近になって

二元性の両極が融合しやすい磁場が形成され、

女性性が優位性を持ち始めて

今まで優位であった男性性を女性性が上手く包み込むことによって

男性性と融和する時代に入りました。
 
この二種類の性とは、
人の内面におけるエネルギー的な女性性と男性性のことであると共に、
外の世界に投影・表現されているあらゆる分野に浸透する女性性と男性性をも意味します。
霊性のさらなる進化には、
強い男性性の推進力と探求心、
それに
愛を加えて光の方向へ向かわせる女性性のバランスが必要なのです。

女性性が優位性を持ち始めた時代は、

今回が初めてではなく、

男性性と女性性のバランスが

とても大きな周期の中で潮の満ち引きのように変化しています。


ではなぜ
最近になって
二元性の両極が融合しやすい磁場が形成されてきたのでしょうか。

人の霊性は、

そして

人の中の女性性と男性性のバランスは、

ヨギの聖賢たちの見解では、

私たちのいる太陽系の軌道が、

宇宙の霊的中心からどの位の距離にいるか

によっても大きく影響している

といいます。

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宇宙の霊的中心は、

古代インドではヴィシュナビーと呼ばれているものです。

その中心には

創造主の座ブラフマがあるとされます。

このブラフマは

物質宇宙よりもより精妙な領域の波動が強く

人の内的な領域に大きな影響を与えます。

さらに

太陽には対として存在する星があります。

太陽系は

その星の周りを約24000年周期で公転しています。

この動きもまた

人の精神の目覚めに大きく影響しています。

これについては

多くの聖賢たちが

究極の体験の後で語っていることです。

この宇宙の中心ヴィシュナビーからの波動によって
人はより精妙な波動で構成されている宇宙を理解し始めますが
中でも
人に内在する女性性の領域がより早く感知し、
より強く影響するようです。

私たちは
現在宇宙の霊的中心であるヴィシュナビーへと向かう周期の中にいます。

そのために、

女性性が活性化し、優位になってきたのです。

日本には、

かつて霊的に優れた集団がいた時代があり、
女性性が優位で男性性とうまく融合した時代がありました。

その名残が、

「和の心」として残されています。

日本は

特に女性性が有意で繊細さを感じとりやすい場がありますので

世界の中でも、

より早く新しい世界へ移行するための波動を感知できるのです。

一人一人が

そのアンテナのような役割も持っています。

多くの人が語りはじめた

日本が新しい世界の中心的役割を果たす
というのは

このように

宇宙の摂理に沿った磁場が形成されやすいからです。

こうして今

再び

より良い形で女性性と男性性の融合が始まっています。

男性性優位の時代には、
外界に向けた科学的な探求や社会的な構造を発達させるために、
権力や上下関係のある組織や強いリーダーが集団を率いるという構造を形成していました。


これはある意味、

物質的な面から視野を拡げていき、
霊性を発達させる準備段階として必要なことでした。

これから女性性が優位になると、
もっと自己の内面に意識を持っていく大きな流れができるため、
リーダーや規則に従うよりも、
自分自身のハートに従うことを優先するようになります。


そうすると外界の富や権力への関心も薄れて、
人との比較や競争の必要もなくなり、
上下関係も必要なくなっていきます。

すべての人が平等であることが理解され
お互いを尊重し合い
お互いが自由に個性を発揮して、
足りないものは分かち合うという組織へと変化していきます。

それは

相互に依存する関係ではなく、

自然界と同じような共存共栄的な関係が成り立つようになります。


続きは本書にて。


森井 啓二
星雲社
2017-12-10



森井 啓二
星雲社
2017-12-10



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Source: ひかたま(光の魂たち)

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