生物学的製剤の選択は
特に決まったものはありません。
医療経済的には何かしらの
バイオマーカーを決めて
使う前からどのバイオが効きそうか
ある程度評価できる方が望ましいです。
しかしそれが今のところ
見つかっていないために
最初の様な結論になります。
とはいえ、それぞれのドクターで
それぞれのbio製剤の選択方法が
あったりするものです。
例えばあるドクターは、、、
アレルギー体質:TCZ・ABT
MTX高用量内服可能:ADA
80歳以上:ETN、ABT、GLM
合併症あり:ABT、ETN
経済的に困難:ETN、TCZ
Bio freeにしたい:IFX、TCZ
といっていたりします。
また別の医師は、、、
増量が必要そう(IFX、GLM、ADA)
慢性感染症あり→半減期が短いものを(エンブレルとか)
バイオフリー寛解を目指す
抗体製剤が可溶性受容体製剤より良いためIFX、GLM、ADA
TNF製剤がnon TNF製剤より達成しやすい
長期間使用できる(抗体製剤への抗体形成が少ないもの)
値段:IFX-BSが最安、TCZは体重が軽ければ安い
としていたりします。
さらにさらに
MTX使用可能→TNFi
ADA
経済的に困難ならETN
MTX使用不可能→IL-6、ABT、JAK
合併症・高齢者あり→ABT
ACPA高陽性→ABT
なければTCZ
という先生も。。。
ま、生物学的製剤の選択については
医師の裁量ということです。
上記を参考にしながら自施設の先輩方の
治療選択の手順を習得していってください。
Source: リウマチ膠原病科医の伝えたいこと
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