“忘れる”という機能。

「あんなにつらい思いをして生んだのに、
 また2人目がほしくなる」――

“出産”とは、そういうものらしい

どうやらヒトには、
“忘れる”という機能が備わっているようなのだ

  出産経験がない私が言うのもなんだが...

私にとって、乳がん治療は地獄だった

身体も心もボロボロだった

が、私と全く同じ治療をした人は、
「なんにも副作用ないんだよね~」と言っていた

がん治療は、副作用はない方がいい

少しでも楽にがんをやっつけられるなら、
それに越したことはない

QOLを維持しながら生活をしているそんな彼女を、
私は羨ましく思った

5年間の治療

その後も数年続いた治療による影響...

『ひとに備わっている“忘れる”という機能』のお陰で、
今はあの頃の本当のつらさは薄らいでいる

が、言えるのは、

「もうあんな思いはしたくない」

ということ

さすがに、
“めでたい出産”のようにはいかないようだ

乳がん告知を受けた、あの長い一日も、
薄れゆく記憶の中で、しっかりと生きている

どうやらこればかりは、
“忘れる機能”より、
“嫌な思い出ほど脳裏に刻まれる”という方が
勝っているようだ

忘れたい記憶...

忘れてはいけない思い...

「乳がんになって、
 諦めなければならないことばかり。
 なにもいいことなんてない」

と、嘆いていたあの頃

「乳がんが、たくさんのことを教えてくれた」

そう思えるようになったのも、人間に備わっている、
“新しい人生を受け入れるという機能”
なのかもしれないな...

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Source: りかこの乳がん体験記

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