今日は、医療人タナカの立場で、
書いてみる。考えてみる。
だから、文章が、ヘンテコリン。お許しを。
病状が進行し、
腹水を抜くかどうか、
治療者として迷いがある、
そんな場面に遭遇する。
症状緩和目的に、
対応が分かれるのは事実だ。
その治療の方法によっては、
予後にも大きく影響するのもまた事実。
はっきり言って正解なんてない。
（こんな事を言ったら、怒られるかもですが、、、）
ただし、正解があるとするならば、
治療者とご本人が、本当に向き合えているか、だと思う。
その腹水が増加しているという意味について、
治療者とご本人が、本当に向き合って、ごまかしていないのか？
ご本人が、これから起こり得ることを理解し、
そして、ちゃんと選択できる方法がいくつかある、
抜く方法も、抜かない方法も、ある。
ということを、伝え理解してもらえているのか、
家で生活できるか、できないか、
最後は病院なのか、そうでないのか、
家族に囲まれて過ごせるのか、過ごせないのか、
治療者が、ご本人一人に判断を押し付けることなく、
そこに本当に向き合い、一緒にどれだけ歩めるのか、だと思う。
ご本人に出会った医療人が、
その後の生活や終わりの時に思いを馳せ、
そこに覚悟と責任を持てる時に、
やっと、その方法の選択ができる。
と、思っている。
そんな医療人としての覚悟が、
タナカにはまだない。
いや、少しはあるが、弱い。
この覚悟、日々見つめ直しています。
ここ最近、じっくり考える時間が少なかった。
こんな時間をもらえてありがとうございます。
急な友人の来訪が、また、
タナカにスイッチを入れてくれました。
感謝です。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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