生死を司る神【 親の介護について② 】

その他

(前回からの続きです。)

この世界の誰しもが、“赤子(赤ん坊)”から、今世の人生をはじめます。

生まれてよりの日々は、たとえ記憶は無くとも、両親をはじめ、誰かしら身近な人々や、それらからの養育を受けるなかで、人は心身の成長を経てまいります。

まさに“刷り込まれる”かのように、親などの養育者、あるいは周囲の存在は、(育てられた当人の)人格や価値観などに少なからず影響を及ぼすことでしょう。

親から受ける直接的あるいは間接的な影響、さらには、たとえ親との実質の関わりは希薄だったとしても、(親との関係が)“希薄”ということ自体が、むしろ当人にとっては、人生の折に触れて、その影響が見え隠れするかもしれません。

そのように考えますと、“人の一生”というのは、そのほとんどが、いずれの形であれ、“親の影響”を得た上での、当人が辿る過程、と申しても過言ではないでしょう。

“親子”のつながりは、人生の基点に、確かに在るのです。

必要ありての親子、そして、“家族”―――

各々が、魂の次元にて学びを得、さらなる高みを目指すうえでもっとも必要とする存在が、まさに親子であり、そして、今世の家族です(※家族につきましては、【家族の縁とは】のシリーズも是非ご参考ください。)

人は生まれて以降、家族のようなごく狭い範囲から、次第に世の中の交わりを広くしてまいります。

自らがその都度、目前の行動を選択していくなかで、関わる領域(人々・分野)が次から次へと派生していくのです。それは、幾つもの立場を得ることを意味するでしょう。

こうした(領域を広げていく)派生のさなか、それまで元気だった親は、いつしか心身の衰えとともに徐々に手助けが必要となる。

これが、多くの人々が、やがて迎える“親の介護”です。

(次回③へ続きます。)

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Source: 神々からのメッセージ

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