今日は、
90歳のお義母さんのザイタク看取りが、
目前に迫っているお宅で、
ザイタクで留守番していたお婿さんと
ザイタク看取りの話をした。
こんな替え歌が勝手に頭の中に浮かんだ。
戦争が終わって、僕らは育った。
ザイタク看取りを知らずに、僕らは年老いた。
大人になって、介護を始める。
お家に帰ろうを夢見ながら。
僕らの名前を覚えて欲しい。
ザイタク看取りを知らない大人たちさ。
「介護を知らんのか?!」と許されないなら
「人の死に様もみたことがないんか?!」と許されないなら
今の僕に残っているのは、
涙をこらえて、ザイタクをあきらめることだけさ。
僕らの名前を覚えて欲しい。
ザイタク看取りを知らない大人たちさ。
お家が好きで、家族のことが大好きで、
いつでも笑顔の素敵な人なら、
誰でも一緒にお家に帰ろうよ。
きれいな夕陽がみえるあの僕らのお家に。
僕らの名前を覚えて欲しい。
ザイタク看取りを知らない大人たちさ。
ザイタク看取りを知らない大人たちさ。
それでも、
今日の会話の最後には、
僕も、こんな風に、お義母さんのように、
最期までお家で暮らしたいです。
と、話していただけた。
ザイタク文化の継承に、必ず取り組もう。
これが、ザイタク看取りを知っている僕らの務めだと思う。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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