熱い!本気の肛門手術~痔核編~①

内科医

世の中には
入院設備がある肛門科と
外来手術しか行っていない肛門科が
あります

この「入院できるかどうか」で、実は適応できる術式(手術の方法)が多少変わってきます

出血のリスク(=根治性が高い傾向)がある手術だと、やはり、基本的には入院手術が理想です。

本題に入る前に、
まず、お伝えしたいこととして、

痔(いぼ痔、痔核)の手術の方法は
スタンダードな「結紮切除(しばって切る)」から「注射療法」、その他、関西のほうで主に行われている手術方法など、
組み合わせるものを含めると本当に多くの種類があります

そのなかで
大腸肛門科において、
最も根治性が高く
スタンダードな術式は
「結紮切除」であり、

あらゆる形の痔核に適応できると言われています。

それゆえ、この術式については
誰もができるようにならなければならない方法と言われています

あらゆる痔の状態に対応でき、
肛門手術の技術のすべてがつまっている方法だからです🙆

ところが近年、
注射療法など患者さんにとっても負担が少なく、術者側にとっても簡単な方法が、
中の痔に対しては主流になりつつあり、
特に入院伴わない施設では、結紮切除をする機会が減っています👀

私自身も、
現在の外来で行っている方法は、
切除といっても、
外側の皮膚を切除して中の痔に注射を打つ方法がメインです。
そして実は多くのクリニックでの日帰り手術はこの方法が採用されています。

先日の大腸肛門病学会でも術式についてのセッションがありましたが、
やはり、この継承していくべき「結紮切除」に対しては、それぞれ思いがあるようです。

「熱い!本気の肛門手術~痔核編~②」

につづく

↓例によって写真は記事とは無関係

めっちゃ寒いのに公園で一枚服を脱ぎ、
裸の大将状態の兄。

もれなく、弟も、兄の真似で肌着一枚に…

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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