国によって
幸せに感じる人が多い国
と
幸せに感じる人が少ない国
があります。
今までは
国民の幸せ度は、
その国の政治・経済状況や環境、疾病率など
主に外的な要因で
決まると思われていました。
ブルガリアと香港の大学の共同研究で
人のDNAに幸せ遺伝子があることが
「Springer’s Journal of Happiness Studies誌で発表されています。
この研究では、
世界価値観調査(世界各国の社会文化的、道徳的、宗教的、政治的価値観に関する調査)から
国ごとの幸せ度を算出し、
さらに
エール大学の遺伝子データベース、気候、病原菌の保有状況、経済状態など
さまざまな角度から検討を加えて
DNA配列を調査しています。
そして、
各国の幸福度と
DNAに存在するA対立遺伝子との間に
強い相関関係がある
ことが判明したのです。
A対立遺伝子を有している国民が多い国では、
幸せと感じる割合が多い
という結果でした。
一方で
経済や政治、疾病率などからは、
幸福度との強い相関は見られなかったそうです。
そして
幸せ度を上げる要因は、
にあると言うことが明らかになったのです。
遺伝子によって性格に影響があることは
良く知られています。
好奇心の多い人や
すぐに怒りやすい人など
その人の性格には
遺伝子である程度その素質があるようです。
たとえば、
ドーパミンD4受容体の遺伝子の中には
特定の48塩基からなる反復配列がありますが、
人では反復回数に2~11回のバリエーションがあることが知られています。
この回数が多いほど好奇心が強いのです。
犬でも、
このような遺伝子配列と性格の関係は知られています。
たとえば
攻撃性に関連する部位があります。
その部位の塩基配列がT/T場合、
攻撃性が強くなる傾向があります。
ほとんどがこのT/T配列を持っていません。
そのため
反抗期や感情的爆発は起こりにくいのです。
幸せ遺伝子を持っている人ほど
幸せを感じやすい。
でも、
それは感受性の問題であって、
幸せ遺伝子があるなしに関わらず、
誰もが幸せ度をアップさせることができるのです。
幸せを決めるのは
結局は、
自分の心。
The Huffington Post に
科学が証明したすぐに幸せになる方法という記事が載りました。
この図では
縦軸が「幸せ度数」、
横軸は「努力レベルと時間レベル」です。
幸せ度の高いものは、
人に優しくすること
感謝の日記をつけること
走ること
ボランティア
次いで、
仔犬と遊ぶ
セックス
瞑想
笑顔でいる
笑う
など。
どれもお金や物ではなく、
他人と比較することでもありません。
心の内面を楽しく明るくする行為ばかりです。
幸せ度アップに大切なことは、
感謝の気持ちをいつも持つこと。
自分のハートが中心になければ
幸せの基準を、
他人との比較にしてしまいます。
人よりもいい物を持って
人よりもいい生活をする。
見た目は華やかで幸せそうに見えますが、
実は、
それほど不幸なことはありません。
いずれ
物質的だけでなく、
心まで不幸に陥るはずです。
実際に、
日本でも
いつも怒ったり、不幸な人は
他人と比較したり
人の目を気にする人たちばかり。
競争社会では他人と比較することで、
優越感や幸福感を得ようとする傾向があります。
でも、
他人との比較は明らかに有害です。
幸せは、
競って獲得するものでもないし、
狭い社会の中で他人よりも優越感を味わうことでもなければ、
人から奪うものでもありません。
他人の目を気にする人は、
心から信頼できる人間関係も築けずに、
その時点で
幸せから遠ざかっています。
外の世界に幸せを求める人たちは、
常に娯楽や快楽を探しつづけます。
でも
外界の刺激からくる幸せは一時的なもの、
慣れればさらに強い刺激が欲しくなります。
その繰り返し。
いつ気がつくのでしょう?
自分の部屋に大切にしまってある宝石を、
家の外に出て探しているようなもの。
いくら探しても見つかることはありません。
宝石のありかを思い出した人からみると
外で探すことは無駄な行為に思えます。
世間の常識に従ったり
他人によく見えようと見栄を張ったり、
競争したり、
自分の頭脳を駆使するよりも、
自分のハートに素直に従えばわかること。
人は
あらゆる場面において
いつでも幸せか不幸せか選択していくことができます。
他人の目ばかり気にしている人は、
自分のハートに従うことはありません。
幸せは外界に起こるものではなく、
自分の内面に起こるものという基本的なことを自覚すれば、
外の世界の比較や
他人の目に翻弄されることはありません。
そして、
幸せ度をさらに最高点までアップさせます。
他人の悪いところを見るのではなく、
良い点をしっかりと評価して いることと、
感謝しているからです。
私たちが幸せに暮らせるのは、
限りない支えのおかげです。
着るものも、
住む場所も、
あらゆる道具も誰かが考えて作ってくれたもの。
肉体として存在できるのも、
毎日命を捧げてくれる動植物、
すべてを育む地球や太陽のおかげです。
人は支えられて生きていることを自覚したら、
いつも感謝を忘れない人になります。
そして人間関係もよりよいものになっていきます。
遺伝子の研究でも示されたように、
幸せは、
物質ではなく、心の在り方。
だから物をいくら求めても真の幸せに到達できません。
それは
太陽光を両手で捕獲しようと試みるようなもの。
誰もが知っていることなのに、
真に理解されていません。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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