おはようございます。
先日、SBI証券のiDeCoにセレクトプランという新プランが導入されることが発表されました。
2018年11月から申し込みが可能となり、口座移管手続きには数ヶ月がかかるため、実際の運用が開始されるのは2019年に入ってからかもしれません。
少々気が早い気もしますが、SBI証券のセレクトプランでのおすすめ商品ベスト3を検討してみます。
SBI証券のiDeCoセレクトプランのおすすめ商品ベスト3
第1位:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
インデックス投資の王道は世界分散投資です。
世界分散投資ならば、SBI証券のiDeCoセレクトプランの商品ラインナップの中では、
1) 日本以外の世界全体へ投資:eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
2) 日本を含む世界分散投資:SBI・全世界株式インデックス・ファンド
のどちらかで決まりです。
他の選択肢はありません。
コスト面を考えますと、業界内での最低コストを実質保証しているeMAXIS Slimシリーズの方が長期保有においては安心感があります。
SBI・全世界株式インデックス・ファンドも優れた商品ではありますが、この「雪だるま」シリーズ全体としてあまり売れていないのが問題です。
もっとも、SBI証券としてはiDeCoに雪だるまシリーズを組み込むことで、今後の販売実績アップを狙っているのは間違いないでしょう。
MSCI コクサイ(先進国)とMSCIエマージング(新興国)を組み合わせるのもあり
シンプルな時価総額加重平均による投資ではなく、ご自身の好みで先進国と新興国の配分割合を調整したいのならば、eMAXIS Slim先進国株式とeMAXIS Slim新興国株式を組み合わせるのもよいでしょう。
実際、売れ筋なのはSlim全世界株式ではなく、Slim先進国株式やSlim新興国株式の方です。
また、MSCI KOKUSAI(日本を除く先進国)に連動するファンドとしては、ニッセイ外国株式インデックスファンドがeMAXIS Slim先進国株式と同レベルで推奨できます。
世界分散投資をする時に「やはり日本株も組み込みたい」という方は、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)を8%程度保有すればOKです。
このように、王道の世界分散投資と言っても様々な組み方がありますが、どれをとってもリターンに大差はないでしょう。
私自身は「投資は可能な限りシンプルに」と考えていますので、eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)1本でよいと思っています。
第2位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
今まで、SBI証券のiDeCoで米国株投資をする場合には、iFree NYダウ・インデックスしかありませんでした。
セレクトプランでは、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が選択可能になりましたので、こちらが本命になります。
その第一の根拠は信託報酬で、
・iFree NYダウインデックス→0.243%
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)→0.1728%
と0.07%程度の差があります。
また、投資対象としてもNYダウよりS&P500の方がメジャーな指数です。
NYダウは日々のニュースで目にすることは多いですが、実際の投資対象としてはS&P500よりもマイナーです。
本家ETFを見てみても、S&P500に連動するETF(SPY、IVV、VOO)はETF純資産総額が50兆円を超えているのに対し、NYダウに連動するETF(DIA)のETF純資産総額は役2.5兆円に過ぎません。
よって、米国株投資派の人もセレクトプランに乗り換える意義は十分にあると言えます。
第3位:eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
私自身は、iDeCoは投資可能枠が限られていることと、60歳までの長期保有を前提としていますので、期待リターンの高い株式中心に投資するのが妥当と考えています。
しかし、株式100%のポートフォリオはリスクを取り過ぎではないかと不安になる方もいると思います。
そういった方は、バランスファンドも選択肢に入ってきますが、バランスファンドならばeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の一択です。
私自身は、「8資産均等型」という資産配分がしっくりこないので投資対象にはしていませんが、2018年10月時点で純資産総額も160億円を超えており、人気を集めているのは間違いありません。
・株式だけでなく、債券やREITといった他のアセットクラスにも投資可能
・リバランスも自動なので、何も考えずにひたすら保有し続けるだけでOK
という点では、特に投資初心者の方にはおすすめできる商品なのは間違いありません。
まとめ
1) 世界分散投資→eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
2) 米国株投資→eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
3) 株式以外のアセットも保有したい→eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
というシンプルな結論となります。
SBI証券のiDeCoの口座開設はこちらから。
2018年11月から、上記のセレクトプランが選択可能となり、事実上最強のiDeCo口座となります。
SBI証券の通常の口座開設はこちらから。投資信託の商品ラインナップは充実しており、業界最大手の安心感があります。
こんな記事も書いています。
iDeCoの口座移管の際、保有商品がいったん現金化されることによるデメリットを検討しました。
SBI以外では、楽天系列をうまく活用することで驚異的な勢いでポイントを貯めることができます。
SBI証券のiDeCoオリジナルプランでのおすすめ商品ベスト3をまとめた記事です。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント