おはようございます。
バランスファンドは一部の投資家から根強い人気があります。
バランスファンド一本購入するだけだとシンプルで手間が全くかからず、資産管理が容易という点が最も評価されているのだと思います。
私自身はバランスファンドは利用しない派ですが、本日はバランスファンドのメリット、デメリットとおすすめ商品について検討してみます。
バランスファンドのメリット、デメリットとおすすめ商品2選
おすすめは第1位はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
私自身、バランスファンドに関してはあまり調べていなかったので、現状を調べなおしてみました。
昔からのバランスファンドの中には、信託報酬が1.0%以上の物もあり、こういった商品は購入する価値がありません。
近年、投資信託の信託報酬が全体的に低下していることを考えると、バランスファンドとは言え、信託報酬0.2〜0.3%程度が目安になるでしょう。
いろいろと調べなおした結果、バランスファンドの圧倒的No.1は「eMAXIS slim バランス(8資産均等型)」となりました。
8資産均等型の資産配分には賛否両論あると思いますが、低コストに徹する姿勢と、発売されて約1年半にも関わらず純資産総額が160億円超えと実際に売れ続けているという実績が評価できます。
第2位に期待をこめて楽天・インデックス・バランス・ファンド
バランスファンドはリバランス不要で便利なのだけれど、8資産均等型は好みでないという方も多いでしょう。
そういった方には、シンプルに全世界の株式と投資適格債券だけで構成された、楽天・インデックス・バランス・ファンドがおすすめです。
楽天・インデックス・バランス・ファンドには3タイプあって、
1) 株式重視型→株式70:債券30
2) 均等型→株式50:債券50
3) 債券重視型→株式30:債券70
となっています。
若い方ならば1)の株式重視型を、50歳以降の方ならば2)の均等型をおすすめしておきます。
次に、バランスファンドのメリットを見ていきます。
バランスファンドの利点はリバランスを自動でやってくれること
バランスファンドの最大の利点は、リバランスを自動でやってくれることですね。
自分の好みの資産配分に合致するバランスファンドが運良く見つかった方は、それ一本に絞るのもありです。
バランスファンド一本だけだと損益計算などが大幅に楽になるメリットがあります。
これは、投資を始めたばかりの方にとっては見逃せないメリットですね。
以前はバランスファンドはコストが割高でしたが、最近のバランスファンドは低コスト化が進んでおり、個別に買い付ける場合と比べても信託報酬に遜色ありません。
しかし、バランスファンドの資産配分は、個人的にはしっくりこないものばかりですので、私自身は実際には購入したことはありません。
バランスファンドの多くは、若い人にとって海外株式への配分が少なすぎる
個人的な意見としては、多くのバランスファンドの資産配分は、若い投資家の方には積極的におすすめしづらいです。
その理由は、
1) 海外株式への配分が少なすぎる
2) 市場規模と比較して、REITへの配分が大きすぎる
3) 新興国債券への配分が大きすぎる
からです。
信託報酬が最安クラスのバランスファンドの多くは8資産均等型です。
8資産均等とは、国内の株・債券、先進国の株・債券、新興国の株・債券、国内外のREITに1/8ずつ均等に投資をするものです。
8資産均等に投資をするのが最適解とはどうしても思えないんですね。
若い方ならば、やはり先進国株式市場をメインに据えて、長期的なリターンを狙いにいくべきだと考えます。
まとめ
バランスファンドの魅力は、これ一本保有しておけばリバランスが不要で資産管理が容易という点です。
一方で、自分の理想とする資産配分の商品を見つけるのが困難という問題点もありますね。
その中で、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)と楽天・インデックス・バランス・ファンドは期待できます。
こんな記事も書いています。
バランスファンド以外では、ウェルスナビなどのロボアドバイザーもリバランス不要ですが、1.0%の手数料は割高です。
つみたてNISAで採用されている商品の大半が株式ファンドです。株式100%のポートフォリオに不安を感じる方はeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を選択するのもありでしょう。
若い方で、投資の規模が小さいうちは株式メインでポートフォリオを組むのもおすすめです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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