マンモグラフィ検査の痛みの違い。

なにかと痛みが伴う“マンモグラフィ検査”

痛みに個人差があるとはいえ、
初めて受けたときは、

「もう二度と受けたくない」

そう強く思ったほど、衝撃的な痛みだった

私が初めてマンモグラフィ検査を受けたのは、
しこりをみつけて受診してから、
さらに4年8か月が経ったときだった

しこり発見時には、
今では考えられない“視触診”だけ

ここで完全に、がんを見落とされたことになる

  さらには、
  「そのままにしておいていいよ」と言われただけ

  その後のフォローもなかった

   ちなみに、かかった医療機関は、
   個人のクリニック

   院長はおじいちゃん先生で、
   過去には都会で救急救命や、
   乳腺外科の経験を持っている、
   この地域ではかなり評判の高いクリニックだ

撮影をしてくれたのは、
40代後半から50代初めくらいの看護師さん

おそらく普通の看護師

放射線技師の免許はなさそうだった

マンモグラフィの機器も古く、手動

力づくでバルブのようなものを
ぐりぐりと回してアクリル板を作動させるのだ

そこには“容赦”など微塵もない

「これでもか!!」というくらいの力で
そのバルブのようなものを締めつけてゆく

そしてそれと同時に、この小さな乳房が
アクリル板で潰されてゆくのだ

しかも、片方の乳房で縦と横の2枚の撮影

両乳合わせて4度、
その痛みに耐えなければならない

『こんな力で潰されて、
 乳腺は大丈夫なのだろうか。
 腫瘍は破裂したりしないのだろうか』

そんな不安しかなかった

お蔭で乳房は軽くうっ血し、
一日中ズキズキと痛んだ

あれから何度検査を受けてきただろう

手術を受けた大きな病院は、
さすがに機械も新しい

手動ではなく、
ペダルでアクリル板を制御する

あまりに痛ければ、
若干緩めてくれることもあるような、
ないような...

何度も受けてきたマンモグラフィ検査であるが、
痛みに関して、
いくつかわかったことがある

当たり前だが、技師さんによって違うこと

まず、アクリル板で挟むためには、
乳房をわきから集めたり、
引っ張ってのばされたりする

これだけでも充分痛い

が、経験の豊富な技師さんは手際もいい

痛みを感じている時間が短くて済むのだ

アクリル板への挟み方も上手だ

あとは、
“乳房の硬さ”も関係している気がするのだ

...というのも、
私はそもそも、乳房が硬かった

小学生のとき、少しふっくらしてきた胸は、
中学に入るとさらに膨らみはじめる

クラスの女子の胸の大きさが気になる、
まさに思春期

友だちの胸を、触りっこしたものだ

そのとき感じたのは、その“やわらかさ”

が、私の乳房は硬い...

この乳房の硬さが、マンモグラフィの痛みに
関係しているような気がする

現に、私は常に胸に痛みがあり、
乳腺が肩こりのようにゴリゴリとしていた

生理前はさらに張り、
触れないくらいの痛みになった

今、年齢とともに軟らかくなってきた乳房

以前より、
マンモグラフィの痛みが少なくなっている

どちらにしても、
痛みや苦しみを伴う検査は嫌なものだ

乳房を出す恥ずかしさもある

進歩した医療

もっと楽に簡単に、
がん検診ができないものか――

  そうすれば検診率も上がって、
  乳がんで亡くなる人が
  減るかもしれないのに...

  もっと恥ずかしい婦人科の検診も、
  なんとかならないものか...

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Source: りかこの乳がん体験記

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