午前6時――
すっかり朝の訪れが早くなった
気温は氷点下2.8度
まだ”春の暖かさ”とはいかないが、
それでも平年より4.6度も高いらしい
そんな今日は、がんサロン
4か月振りの参加だ
ここを通るのも、4か月振り
ひとつ季節を通り越したと思っていたが、
まだ冬の色が残されている
さすがにこの街の冬は長いようだ
がんサロンも、前回から13年間目に入った
一度、吹雪で中止になったこともあった
昨年は、
新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の自粛で、
4か月ほど開催できない時期もあった
なので、
12年と2か月目の今回が140回目になる
ここに、
救いを求めてやって来るひとたちのことを思うと、
“やっぱり守っていかなければならない場所”だと、
痛感する
そして、私もまた、ここが原点でもある
同じ経験をしたひとの声が聴きたくて、
同じ境遇のひとの言葉を聴きたくて、
同じ治療をしている人の心の声を知りたくて、
ここに来た
救いを求めて、
何かを求めて、
ここに来た
それは、ほんの僅かな時間だけでも、
同じがんの母から逃れるためでもあった
正直、ひとりでこっそりと
ここに通う罪悪感がなかったわけではない
「母が来るのではないか」と、
毎回、ビクビクしていたのも事実だ
久し振りにここへ来て、
久し振りに
同じ病を経験した人たちと触れ合って、
そんなことを思い出した
その母は、もういないが...
帰り道
予報通りに降り出した雪
もう少し、春はお預けのようだ
さ、早く家路につこう――
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Source: りかこの乳がん体験記
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