おはようございます。
TwitterなどのSNSを拝見していると、グロース株の調子がよい時にはグロース株に関する話題にあふれ、逆にディフェンシブ株の調子がよい時には高配当・ディフェンシブ株に関する話題にあふれます。
グロース株派、ディフェンシブ株派に加えて、インデックス派も混じってお互いに言い合いになることもあり、傍から見ている分には面白いのですが、個人投資家としてはこれらの意見に影響されて自分の投資方針にまで悪影響が出ないように気をつける必要があります。
投資においては、「自分は自分。他人は他人」と考えた方がよいです。
インデックス投資でもグロース株投資でも高配当株投資でも自由だが一貫性は必要
高配当株には高配当株の、グロース株にはグロース株のターンがあるだけ
株式市場には大きな流れがありますので、長い年月でみれば高配当・ディフェンシブ銘柄が好調なターンと、グロース株が好調なターンが必ずあります。
それぞれの派閥にとって好調なターンがやってくるとここぞとばかりに発言力を増しますが、各個人の能力の問題ではなく、ただそういう時期だというだけのことです。
自分の戦略にとって不調な時期があったとしても、「今は自分の戦略にとって不利な時期だが、そのうち好調なターンがくる」とよく理解して、自分の投資方針を一貫して継続できる方は問題ありません。
一番怖いのは、グロース株が好調な時期にはそれに釣られてグロース株にちょこっと手を出し、グロースが不調に陥ると配当重視の株にちょこっと手を出すといったどっちつかずの人です。
こういう人は絶対に成功しませんね。
そうした意見に一喜一憂したり、取り乱されたくない方は素直に十分に分散されたインデックスを購入しておくのが正解となります。
米国株に限れば、それはVTI、VOO、IVVということになるのでしょう。
VTIかVOOは高配当もグロースも全部入りのセット商品
米国株に限れば、VTIやVOOを購入しておけばグロース株も高配当株も含めて「全部入り」のセット商品がいつでも手に入るわけです。
もちろん、VOOであれば500銘柄、VTIであれば3000銘柄以上に分散投資されますので、中には長期保有に値しないダメ銘柄が紛れ込み、それが長期リターンを押し下げることも考えられます。
実社会においては、全部入りは中途半端でかえってダメ、何か1つ大きな強みを持つことが重要ということが多いです。
一方、投資の世界においては、長期に渡って平均点を稼ぎ続ける方が最終的な成績が良い可能性があるのは面白いところです。
私もそうですが、今までに自分の考えに従って個別株投資をして痛い目をみた経験のある方ほど、インデックスの強みがよく理解できるのではないでしょうか。
特に、効率性の高い先進国市場になればなるほど、インデックス型の強みが増すと思います。
将来成功するのはシンプルなことを一貫して継続できる人
長期投資で成功するために最も重要なことは、シンプルなことを何年にも渡って一貫して継続できる能力だと思います。
Twitterのツイートで興味深かったものを挙げてみます。
新卒初任給なみの配当金を得るのは少し感慨深いと共に三菱サラリーマン的鉄の三原則を記します。
他人の目とか常識とかどうでも良いので自分の信ずる道をひた走ればOK。その一つ一つの貫徹が一円一円配当金を積み上げます。配当金収入が月20万円に遂に肉薄して感じること https://t.co/LSWwvb2Ijl
— 三菱サラリーマン@全力以赴 (@FREETONSHA) 2018年8月19日
三菱サラリーマンさんは、徹底的な倹約とそこから生み出される潤沢なキャッシュを元に、いかに配当収入を最大化させるかという一点に集中した結果、大きな成果をあげていらっしゃいます。
実際に毎月の配当金がコンスタントに10万〜20万円を記録していますから、素晴らしいですね。
できれば今は、これまでに買った株の運用状況の確認などせずに、「今は安く買えるぞ」って話だけをしていたいのですが・・
【ブログを更新しました】
運用状況確認2018年10月 https://t.co/huMVbAKldR pic.twitter.com/86LLttFkfM— SPオヤジ@2児の親父 (@SPoyaji) 2018年10月26日
SPオヤジさんに関しては、「S&P500と米ドルだけ」というシンプルなポートフォリオが興味深いです。
ほとんどの投資家がS&P500の優位性を頭では理解していながらも、このポートフォリオを実践している方はごく少数でしょう。
かの有名なウォーレン・バフェットすら、一般の方には「資産の90%をS&P500、残りの10%を米国短期債」で保有することを提言しているわけですから、普通の人はこれで十分と言えます。
まとめ
ディフェンシブ株、グロース株の強み・弱みをきちんと理解したうえで、一貫した投資方針を持って投資するならば問題ありません。
その時のブームに一喜一憂するくらいならば、VTIやS&P500 ETFのような全部入りのセット商品を購入した方がよほどマシでしょう。
こんな記事も書いています。
個人的には、住信SBIネット銀行でドルを安く仕込み、ETF積立でVT, VTI, VOOといったETFを積み立てるのが最強だと思います。
株式投資においては、現物で運用している限りマイナスになることはありません。初心者の方ほど安易にレバレッジ取引に手を出さないようにしましょう。
楽天スーパーポイントは現金とほぼ等価ですので、楽天系のサービスをうまく使いこなすことが投資効率をあげることができるでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント