おはようございます。
本日は、2024年6月時点の楽天証券「NISA投資信託ランキング」を見ていきます。
ランキングの特徴としては、
1) eMAXIS Slimや楽天のオルカン、S&P500ファンドの人気は圧倒的
2) 7位にTracers S&P500トップ10インデックスが早くもランクイン
3) NASDAQ100とインド株の人気が続く
となりますね。
実際のランキングを見ながら、人気商品の特徴や人気のある理由について検討してみます。
【楽天証券・NISA投資信託ランキング】Tracers S&P500トップ10インデックスが早くもランクイン!オルカン、S&P500以外では楽天・NASDAQ-100、楽天・インド株Nifty50が人気。
eMAXIS Slimと楽天のオルカン、S&P500ファンドは盤石です
楽天証券「NISA投資信託 積立金額ランキング」は以下のとおりです。
どこの証券会社の投資信託ランキングを見ても、1位と2位はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)とeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)なので、この二強がいかに圧倒的な強さを誇っているか理解できます。
3位の楽天・S&P500、4位の楽天・オールカントリーもほぼ同じ中身の商品であることを考えると、
全世界株式と米国株インデックス投資がいかに幅広く支持されているか理解できますね。
7位のTracers S&P500トップ10インデックスに注目
前回までのランキングに載っていなかった商品としては、7位の「Tracers S&P500トップ10インデックス」に注目です。
この商品は、S&P500の500社のうち、トップ10社に時価総額加重平均に応じて投資する商品となります。
信託報酬が0.10725%とiFreeNEXT FANG+インデックスの0.7755%、一歩先いく US テック・トップ20インデックスの0.495%と比較して明らかに割安なのが魅力です。
2024年5月16日に新規設定されたばかりの新しい商品ですが、6月3日時点で純資産総額が100億円を超えるなど、超ハイスピードで売上を伸ばしています。
S&P500の上位10社に集中投資する商品なので、必然的にMagnificent 7の構成割合が高くなりますから、S&P500と比べてハイリターンが期待できる一方、リスクも高くなることに注意が必要です。
他の類似商品と比べてコスト面で明らかに優位に立っているため、Tracers S&P500トップ10インデックスは今後も売れるのではないかと考えています。
弊ブログでも先月、Tracers S&P500トップ10インデックスのご紹介をしていますので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
NASDAQ-100とインド株(Nifty 50)の人気も続く
以前から定期的に「NISA投資信託ランキング」をご紹介していますが、NASDAQ100とインド株の投資信託はもはや上位定番商品になりましたね。
2024年3月と4月時点のランキングも載せておきます。
今と過去のランキングを比較し、人気を集め続けている商品を知るのも面白いのでぜひ参考にしてくださいね。
eMAXIS Slimや楽天のオルカン、S&P500ファンドの牙城は崩せていないのは、NASDAQ100やインド株の低コストファンドは「つみたて投資枠」で購入できないからでしょう。
多くの方が、つみたて投資枠でオルカンやS&P500の積立投資をベースとし、成長投資枠でサテライト的にNASDAQ100やインド株を買っているものと推察します。
長期投資の王道はオルカンやS&P500で間違いありませんが、よりハイリターンを狙いたい人向けの商品としては、NASDAQ100、半導体指数(SOX)、インド株などが人気を集めていますね。
まとめ
2024年6月時点の、楽天証券「NISA 投資信託積立金額ランキング」をご紹介しました。
7位にランクインしたTracers S&P500トップ10インデックスは、iFreeNEXT FANG+インデックスにかわって人気を集める気がしますね。
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【関連記事のご紹介】
オルカンやS&P500だけでFIREは相当な入金力がないと厳しいです。
一方で、老後のお金の不安やストレスを減らす効果は抜群だと思います。
投資タイミングを図った売買で大きなリターンをあげるのは素人には不可能です。
インデックス投資で成功の鍵を握るのは、「何を買うか」ではなく「資産配分をどうするか」ですね。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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