JR御茶ノ水駅から神田明神(かんだみょうじん)へ向かう途中に、神社ともお寺とも見分けがつかない区画があり、ここが“日本の学校教育発祥の地”とも称される「湯島聖堂」です。
かつては江戸直轄の学問所だったそうで、元は、元禄三年に5代将軍徳川綱吉によって創建された“孔子廟”(=儒教の創始者、孔子を祀った霊廟)でした。
参拝当日、わたくしは、聖堂のすぐ脇の本郷通りの門より入りましたため、参拝したのちに、ここが高低差のある、もっと広い敷地であることが判りました。
“大成殿”と呼ばれる、孔子廟の正殿をはじめ、建造物は軒並み異国の雰囲気を醸しております。
中国の歴史映画の世界、とも申しましょうか。とくに大成殿に入りますと、そこは塀の高さも手伝って、外界の喧騒は一切気になりません。時代をタイムスリップしたような感覚に陥るのではないでしょうか。
数百年前に、ここで儒学をはじめとした学問が広く修められ、日本の近代教育の基礎を築き上げてきたかと思うと、感慨もひとしおです。
さらには、聖堂を取り囲む複数の“門”(仰高門(ぎょうこうもん)・杏壇門(きょうだんもん)・入徳門(にゅうとくもん))も、またそれぞれに堂々たる雰囲気です。
これらの門をくぐりながら、思わず、“登竜門”という文字が思い浮かび、身が引き締まりました。人生の折に触れ、何事にも志高く打ち込んでまいりたいですね。
さて本日は、大成殿にていただたいた御言葉をお伝えいたします。
Rinokia
この意味においては、人の(生きる)原動力とは、底より支えられる(※ここでは、安心感や基礎・基盤、という意味です。)ものでも、さらには、大きく広がりゆくほどの、まさに“導き”のごとくの“大志”もまた、原動そのものであろう。
ゆえにこそ、何を厭(いと)う(=何に遠慮する)ことはない。
いずれの(どのような年代の)者にても、心は若き志士のごとく、自由にそして闊達(かったつ)であれ(=度量が大きく、小さなことにこだわらない姿であれ)。
しかるに、人生において物事を成すとは、その道のりはいよいよ(=まさに)遠い。
一足飛びの安易な思考は、まるで通用するべくもない。
それであるなら、日常のあらゆる折(=場面・機会)に、なんらか自らの力にて、目指す領域に達する(=達成する)ことを繰り返すことこそ、まさに本意(=本分:やるべきこと)なり。
大きく描くその志を己の糧(支え・原動力)とし、日頃(=日常)の万事について、自らのと努力とともに成す(=決めたことをしっかりと達成する)、その絶えなき生き様に勝る、“大成”への道はない。」
以上。
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Source: 神々からのメッセージ
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